週刊大阪日日新聞

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2018/11/24

一人暮らしでも飼いやすいオススメの小動物5選

自分の生活に合う、お気に入りのペットを

 ペットを飼いたいけれど、家庭の環境上、飼えないからと諦めている人もいるのではないでしょうか? 賃貸だから飼えない、散歩をする時間がない、一人暮らしでスペースがないなど、ペットを飼いたくても飼えない理由はさまざまです。一人暮らしでも飼いやすいペットの特徴や性格、飼い方を紹介します。

猫

 猫は基本的に薄暗い明け方や夕暮れの時間帯に活動する性質(薄明薄暮性)で、日中寝て過ごすことが多いため、一人暮らしでも比較的飼いやすいペットです。1泊2日程度であれば留守番もできます。とはいえ、放ったらかしはもちろん禁物。家にいる間はできるだけコミュニケーションをとってあげてください。

 一人暮らしには「アメリカンショートヘア」「ブリティッシュショートヘア」「エキゾチッキショートヘア」「スコティッシュフォールド」などがおすすめです。


犬

 ムダ吠(ほ)えや体臭が少ないこと、小型犬であることなどを考慮して一人暮らしでも犬を飼うことはできます。毎日欠かせないお世話としては「食事」「おもちゃなどを使ったコミュニケーション」「ブラッシング」などがあげられます。そのほか、「歯みがき」「耳掃除」「爪切り」などの定期的なケアも欠かせません。犬で飼いやすいおすすめの種類は体臭や無駄吠えが少ないなどの点を考慮すると、「トイプードル」「パピヨン」「チワワ」などがおすすめです。


ウサギ

 両手に乗る小さなウサギもいれば、 小型犬 くらいになるウサギもいますが、ウサギは小動物に部類されます。その可愛らしい見た目や飼いやすさなどから、ペットとしての人気も非常に高いです。

 ウサギは鳴くというよりは小声で喋っているように聞こえるので、近所迷惑になることもなく安心して飼えます。草食動物で悪臭になりやすい物を食べないので、定期的に掃除をしていれば臭いが気になることもありません。ウサギは繊細で神経質な動物なので、変化に慣れず体調を崩してしまうことが多いです。


ハムスター

 ハムスターは飼育が比較的簡単で、一人暮らしでも飼いやすいペットの代表格です。ケージ、回し車、給水器やフードなどがセットになった飼育セットが市販されており、準備も簡単です。エサを与える時などにコミュニケーションをとることもできますが、単独でもよく遊ぶため、遊んでいる姿を見るだけでも十分楽しめます。毎日の世話も、トイレの砂や床材、エサなどを取り替えるだけで済みます。


ハリネズミ

 トゲに覆われた体と、つぶらな瞳のギャップに魅了される人も多いハリネズミ。ペットとして飼う方やハリネズミに関する本なども増え、ハリネズミをペットとして飼うことを検討している人もいるのではないでしょうか。ペットショップなどにいたら一際目を引く。ハリネズミのトゲは年中とがっているわけではなく、敵に襲われないようにあるものなので、心を許した相手にはトゲを立てません。


都会で癒やし姿に胸キュン

ハリネズミ&カフェ「CAFE DE HARI」


抱っこされるハリネズミ。丸っこい姿が愛らしい

 都市部で動物と触れ合える場として、動物カフェが人気を呼んでいる。あちこちで見かける猫カフェは有名だが、北区天神橋2丁目に今年5月、ハリネズミ&カフェ「CAFE DE HARI」がオープンした。体はトゲに覆われているが、丸まった愛らしい姿に胸キュン≠フ女性も多いとか。

 NEXSUS ONE(小西隆宏代表)が運営する。店内で触れ合えるハリネズミは、ドワーフピグミーヘッジホッグという珍しい種類で、原産地は日本。19匹が在籍≠オ、抱っこしたり餌をあげたりして一緒に遊ぶことができる。

 気に入ったハリネズミを購入することも可能で、有料で飼育についての相談やお風呂の入れ方を体験することもできる。

 同店の店長は「心を許してくると、トゲトゲした針が、どんどん落ち着いてくるところが分かりやすくてかわいい」と魅力を話す。

 問い合わせは電話06(4801)7771。


時代の変遷とともにペットと共に暮らせる社会に

「ペピイ・ハッピープレイス」TAMATSUKURI
動物医療アドバイザー・獣医師
細井戸ほそいど 大成さん

「自分のペットと一緒に暮らせる老人ホームもあります」と話す細井戸さん

 現在は高齢化が進み、一人暮らしのお年寄りが増えています。戦後日本は昭和20、30、40年代は犬、猫はご近所で世話をしてきた。そして高度経済社会の昭和の後半に入り、一戸建てのマイホームを持ち、夫が外で働き、家を奥さんが守り番犬として犬を飼う家庭が多くなった。一方で事業に成功した人は家の中で血統書付きの犬を飼ったり、孔雀、ライオン、トラまで飼っていた。

 そして団塊の世代≠フ子育てが終った世代では家族が独立、家族旅行もなくなり、夫婦の会話はなくなった。犬、猫が2人の絆となった。

 一方、社会では非正規社員化、若者たちのワーキングプア、非婚化が進み、動物を飼うことが厳しい社会環境となっている。2009年にはペットフード安全法が施行され、これまでの雑品扱いからペット扱いになった。都会ではペットがコミュニケーションになり、癒やし、かわいらしさが社会でも認知されるようになった。

 リーマンショック以来、一人暮らしが増えているが、共に暮らせる家族としてペットが求められている。高齢者にとってペットとの交流は安らぎが得られ、ペットと一緒に暮らせる老人ホームもできている。学術的にもペットと暮らすと、幸せホルモン・オキシトシンや脳からも心地よい化学物質が出ていることも分っている。核家族化、一人暮らしの高齢者者が増える中、ペットと暮らして元気になり温かい社会になってほしい。


飼い主のライフスタイルに合わせて動物とのふれあいが安らぎ

クウ動物病院
動物内視鏡医療センター
吉田宗則院長

 1人暮らしで犬を飼うのは大変と思いがちだが、大変なところを逆に生かせることもできる。高齢の方には、「散歩に行く」「朝早く起きる」「規則正しい生活になる」など、健康に良い。それ以外にも女性だと夜1人でジョギングするのは怖いけど犬が一緒なら何かあれば吠えてくれるので安心。若い人でも自分一人だけだと運動も長続きしないが犬と散歩に行くことで日々の運動になる。海外(欧米)では、仕事場に連れていくなどペットライフが進んでいる。

 これまでは、子どもの教育のためにという理由で家族で飼う≠ニいうのが主流だったがそうでもなくなってきている。自分のライフスタイルのために飼う人も増えている。散歩がいい運動になったり、ドッグカフェに行って犬を介して人とコミュニケーションがとれる。仲間ができる。

 おじいちゃん、おばあちゃんは、自分が先に死んでしまうから、と飼わない人がいるが、そうではなく、それなら長生きをしてほしい、長生きしなければと思ってもらいたい。ペットと住める老人ホームがあったり、動物とふれあうのは体にとても良い。元気になる。

 ペットショップで購入するだけではなく譲渡会というのがあり、保護犬猫をひきとるという選択肢もある。それでお互い残された時間を一緒に過ごすことができる。

《取材協力》
クウ動物病院動物内視鏡医療センター
鶴見区鶴見3─12─25
電話06(6967)8668


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