週刊大阪日日新聞

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2018/10/27

会員数が増え続ける秘密とは シニアパワーで年商6億超え!

門真市シルバー人材センター


▲マクドナルドでデリバリーを行うシルバー人材センターの会員

 60歳以上の元気なシニアたちが働ける場を提供する「シルバー人材センター」。少子高齢化が進み、高齢者の数は伸び続けているが、65歳以上への定年引き上げやシニアの若返り、年金の問題などを背景に、全国的に入会率は低迷している。そんな中、門真市シルバー人材センターは全国でも有数の会員増加率を誇っている。その秘密に迫った。

 門真市シルバー人材センター(以下、門真シルバー)の会員数は2017年度末で1651人となり前年比103人増。契約金額も同年度末で約6億3000万と、こちらも前年度末比で4・7%増。また2018年10月現在で既に1725人と目標値の1700人台を超えており、入会率は年々右肩上がりだ。

 なぜそこまで会員数は増加の一途を辿るのか。一つは普及啓発活動にある。その主な取り組みが、地域イベントへの参画。特に指定管理を行う弁天池公園(門真市岸和田)で春と秋に行われるイベントを実施しており、来場者はおよそ5000人。老若男女問わず大勢の人が訪れる中で活動のPRを行うなどして認知度を向上させている。


▲イベント会場での清掃ボランティアの様子

 その他、ふるさと門真まつりやプラザde門真もん市、ラブリーフェスタなどにも参画。PRにとどまらず、警備ボランティアや模擬店出店も積極的に行い、もはや市内のイベントでは欠かせな い存在だ。

 イベントを通じて、会員たちが活躍する場が増えており、相乗効果も大きい。「実際に会員たちが動いているところをリアルに見せることで、一般の方にも影響力は大きい」。和多幸司朗常務理事兼事務局長はそう語る。

 派遣への取り組みも他市より先進的だ。事務局職員が門真市内の企業へ営業をかけて、福祉施設、工場、ファストフード店など多岐にわたる業種から仕事の受注が入り、入会すれば何かしらの仕事がある状態だ。信頼関係を気づくための努力をいとわない姿勢もあり、会員と派遣先との信頼関係も良好。大宮弘副理事長は「地理的なものあるし、営業力もある。それに大きなトラブルが一切ない」と話す。

 入会の審査(手順)がしっかりしており、入会証をもらうまでおよそ1カ月ほどかかり、さらに入会後も適正就業の研修会などを毎年実施するなど他市にはない努力をしていることで、常に会員の質≠高めている。

 和多事務局長は「派遣先、イベント先々でも、1人1人の会員さんが信頼してもらうために手間暇をかけているからだと思う」と分析する。

 イベント等のPR活動を通じてリアルを見せる≠アと。仕事先での信頼関係の構築。会員1人1人が高い質で仕事ができる環境を創り出すこと。そしてイベントや派遣の仕掛けで会員が活躍する間口を広げていくこと。すべて役員・事務局職員が一体となって手間暇かけて取り組むこと。門真シルバーが伸び続ける秘訣は、「努力」というシンプルな答えだった。


▲門真まつりでの普及啓発活動

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