週刊大阪日日新聞

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2018/10/27

白物家電が好調 高機能、デザイン性が人気

スマホで操作やIot機能も


▲機能性やデザイン性の高い製品が人気となっている白物家電の売り場
=大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田

 冷蔵庫や洗濯機など、これまで価格や耐久性が重視されてきた「白物家電」に機能性やデザイン性を求める傾向が高まっている。ライスタイルの変化によってスマートフォンでの遠隔操作やIoT(モノのインターネット)を活用して時短効果を生み出す高機能モデルが市場を席巻。インテリアとしてもなじみやすいデザイン性の高い製品や所有欲を満たす高付加価値の製品も人気を呼んでいる。

 日本電機工業会によると、白物家電の国内出荷実績は、前年度比101・7%となった2017年度まで3年連続で上昇。ヨドバシカメラマルチメディア梅田(大阪市北区)家電コンシェルジュチームの野村亮介さんは、仕事が忙しくて家事に時間をかけたくない、かけられないという人が機能性を重視し、付加価値の高い高額製品を選ぶようになったと分析。「特に家事の負担を軽減する時短機能は人気がある」という。

 同店で売れ筋なのがパナソニックの洗濯機。上位モデルは洗濯から乾燥までワンストップでこなすほか、洗剤や柔軟剤を自動投入する機能を搭載。スマホアプリで外出先からの操作も可能だ。

 材料を入れてボタンを押すだけで料理が完成するシャープの「ヘルシオホットクック」も人気の製品。豊富なメニューに対応しているほか、スマホと連携すれば、外出先から調理時間を指定でき、帰宅時間に出来たてのご飯を食べることができる。いずれも家事の時短になることが人気の理由だ。

 IoTと人工知能(AI)を組み合わせたシャープの冷蔵庫は、食材の購入履歴などからメニューを提案してくれる機能がある。メニューはヘルシオホットクックに送信可能で、セットで使えば利便性が劇的に向上する。

 トースターや炊飯器に高いデザイン性を取り入れ、大ヒットさせた国産の新興メーカー「バルミューダ」のように、上質な日常生活を提案する製品も増えている。

 じっくり時間をかけて調理する低温調理器も注目の製品だ。真空パックにした肉や魚を低温で調理することで、うま味を逃さずふっくらとした仕上がりになる。家庭でワンランク上の料理が楽しめることが付加価値となり、消費者の欲求を満たしている。

 進化を続ける白物家電。野村さんは「インターネット環境の整備とスマホの普及で、白物家電の可能性が広がった。今はまだ限定的だが、これからはネットとつながる製品が次々出てくるのではないか」と推測している。


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