週刊大阪日日新聞

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2018/10/27

ミナミに新たなランドマーク なんばスカイオ開業

刃物や漆器、訪日客を意識


▲包丁が伝統工芸の堺市に本社がある「實光刃物」の店舗
=10月15日、大阪市中央区のなんばスカイオ

 難波駅に直結し、南海電鉄が手掛ける複合ビル「なんばスカイオ」が10月17日、大阪市中央区に全面開業した。関西空港と鉄道で結ばれた最大の利点を生かし、「国際交流拠点」「伝統文化の発信拠点」をコンセプトに据えた。訪日外国人客の活況を背景に、新たなランドマークが大阪・ミナミに誕生した。

 ビルは地上31階、地下2階、延べ床面積は8万4千平方m。建設費を含む総事業費約440億円を掛け、旧南海会館ビルを建て替えた。

 低層階には飲食や物販約41店舗を設けた。メード・イン・ジャパン≠ェテーマの5階「ほんまもん」フロアには、包丁が地場産業である堺市の「實光(じっこう)刃物」や、日本茶を扱う「つぼ市製茶本舗」(高石市)など南海沿線企業をはじめ、タオルや漆器、箸など工芸品店が入居している。

 6階の「ヘルシー・ラボ」では、象印マホービン(大阪市北区)が最高級炊飯ジャーを用いた全国初出店の「象印食堂」のほか、漢方薬や健康、美容器具の店も設けた。

 9階には、コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)などを完備した医療フロアを設置。将来的に訪日外客向けの「医療ツーリズム」の拠点としての役割も見据えている。

 13〜30階の高層階はオフィス機能を有し、地方初進出でシェアオフィスを運営する「ウィーワーク」(26〜28階)をはじめ、丸一鋼管やモリ工業など既に想定を上回る8割の入居が固まっている。

 難波開発部の森田浩之課長は「(関空直結の)難波という立地だからこそ、こだわりの店を提供したかった」と胸を張った。


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