週刊大阪日日新聞

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2018/6/9

アパレル業界で貢献を 

国連の社会課題解決目標


▲「SDGsを難しく考えるのではなく、楽しく取り組めるようにしたい」と話す山野社長

 大阪市中央区の婦人服メーカー「For it(フォーイット)」は6月1日、アパレル業界全体で「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献する仕組み「業界共通タグ」(シェアタグ)への参加を関連企業に呼び掛けた。シェアタグを通して、各社の社会課題解決に向けた取り組みを紹介。「価格だけではない新しい価値を提供」することで、消費者とともに持続可能な社会を目指す。

 国連が提唱するSDGsは、貧困や飢餓の撲滅など17の分野の社会課題に対し、2030年までの達成を目指す数値目標。15年に採択された。

 同社が提案する「シェアタグ」は、商品に付ける共通のタグを通じて、各社のSDGs達成に向けた取り組みを消費者に紹介する仕組み。タグに記載された情報から共通サイトにアクセスすれば、各社の社会課題に対する取り組みやメッセージを確認できる。

 同社は08年の創業から10年で、売上高約48億円、社員数34人にまで成長。難病の子どもの支援団体などへの寄付や、バングラデシュでの事業を通じた社会課題の解決に取り組んでいる。

 6月1日の創業日に合わせて大阪市内で開催する10周年記念イベントで、業界関係者約300人にシェアタグへの参加を呼び掛けた。来春の事業開始を目指す。賛同する同業メーカーなどとタグをシェアし、20年東京五輪までに1億枚の商品タグの発行が目標という。

 イベントでは、振り付けで注目のakaneさん、パリコレクションなどの演出を手掛ける小松隆宏さんらによるファッションショーも開催された。

 同社の山野真成社長は「シェアタグを通して、業界全体で新しい価値を提供し、消費者の選択肢を増やしたい。今の子どもたちが大人になった時、今よりも夢いっぱいの社会にしたい」と力を込める。


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