週刊大阪日日新聞

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2018/5/12

復刻のゼブラバス 希少さで人気に 

民営化後も運行継続


▲復刻されたゼブラバス。通常の乗り合いバスとして7台が大阪市内を走っている
=大阪市北区(画像の一部を加工しています)

 4月に民営化された「大阪シティバス」(旧大阪市交通局)の車両で、濃い緑色に白いしま模様が車体に施された通称「ゼブラバス」が注目を集めている。1960年代を中心に活躍し、大阪市民に親しまれた。70年代前半に姿を消したが、2014年の市営交通110周年記念事業でラッピングバスとして復刻。市民から「懐かしい」と好評で、民営化後も運行を続けている。

 復刻されたゼブラバスは市内7営業所に1台ずつ配置。通常の乗り合いバスとして運行計画に組み込まれ、日々のルートや時刻は一定ではない。同社のバスは現在530台あるため、ゼブラバスに乗車できるチャンスは限られるが、その希少価値も手伝って熱心なファンからルートの問い合わせもあるという。


▲ピーク時には1940台が運行されていたゼブラバス(大阪シティバス提供)

 車体にゼブラデザインが採用されたのは1959年。地下鉄の路線が少なかった当時はバスが公共交通の主力で、ピーク時の66年には1940台が走っていた。しま模様が特徴的だったことから、いつの間にか市民の間でゼブラバスと呼ばれるようになったという。

 復刻した理由について同社の西尾学運輸課長は「市バスの全盛期を支え、多くの人に懐かしいと思ってもらえるため」と説明。車内には市バスの歴代の車体を紹介する写真や60、70年代をイメージしたポスターを張るなどレトロな雰囲気にしている。

 14年3月、市交通局はダイヤを調整してJR大阪駅前のバスターミナルに6台のゼブラバスを集結させる事前予告のないバス版フラッシュモブ≠実施したところ、マニアの間で話題に。昨年12〜今年1月にインターネット上で行った歴代10車種を対象にした人気投票で1位に輝き、根強い人気を証明した。

 同社の本多賢丈総務課長は「話題になるのはありがたい。今後もイベントに活用することを考えたい」と話している。


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