週刊大阪日日新聞

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2018/3/24

水墨画の出前授業 

今年は友渕小


▲昨年、中津小での出前授業での出張授業でも「墨で楽しく遊ぶ」授業が実施された

 小学生に「墨絵」の「出前授業」を全国的に進めている日本水墨画美術協会(北区中津1、濱中応彦理事長)はこのほど、今年5月から都島区の市立友渕小で出前授業を実施することになった。

 授業の実施日など詳細は決まっていないものの、昨年初めて実施した北区の中津小での授業と同様に、いろいろな濃さに水で薄めた墨で、線や点を描いて、「ワクワクする」や「怒ったぞ」といった気持ちを表現するなどの内容になる見込み。濱中理事長は「墨を知って欲しい。墨で楽しく遊んでもらえれば」と初めて「墨絵」に接する子どもたちにメッセージを発している。

 2011年の学習指導要領の改訂で、小中学校の図画工作・美術の教科書に墨絵が採用されたが、教育現場では教えられる教師≠ェいないのが現状で、ほとんどの学校では手付かず状態だった。そのため同協会には、出前授業のリクエストが多数寄せられており、大阪府内はもとより、京都や山口など他府県でも実施している。

 濱中さんは大学で建築を学ぶ学生に「建築スケッチ」の一部分として、19年間も水墨画を教えた経験があるが「子どもを教えるのは難しいし、こちらも緊張する。大人には技術を教えるが、墨絵という伝統文化を子どもに伝えるには、違った教え方が必要。墨に親しんでもらうことに主眼を置き、未来を担う子どもたちには、楽しく学んでもらう」との思いを口にする。


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