週刊大阪日日新聞

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2018/2/10

遊び心を見て食べて バレンタイン商戦本格化

市場規模が拡大、活況 百貨店、品ぞろえ競う


▲選りすぐりのチョコレートや、見た目にも楽しいフォトジェニックな商品をそろえる高島屋大阪店


▲ボトルや樽をモチーフにした梅酒や日本酒、ワインなどの「お酒チョコ」が人気の阪急うめだ本店

 2月14日の「バレンタインデー」まで残り1週間を切り、商戦が本格化している。近年は「自分へのご褒美」や女性同士でのプレゼントを念頭に置いたもの、インスタ映え≠狙った遊び心あふれる趣向が旺盛で、市場規模も膨らんでいる。今回も日本初登場≠竚タ定ブランドなど百貨店ならではの品ぞろえを競っており、バイヤーは「見て楽しみ、食べて楽しむ2段階での楽しみを伝えたい」と意欲的だ。

♥お酒チョコ

 関西最大級となる、国内外計300銘柄以上、約3千種類を集めたのは阪急うめだ本店(大阪市北区)。梅酒、日本酒の名店、さらに大阪産ワインとのコラボ商品「お酒チョコ」や、もなかとマカロンを融合させた「モカロン」などユニークな商品が登場し、話題を集めている。

 一方、売り上げ目標は20億円と昨年並みだが、若い女性だけでなく3世代で楽しめる「フルターゲット」を意識し、館内の相乗効果を期待する。特設のメリーゴーラウンドが登場、ベビーカーが行き交えるようスペースも広めに取るなどしており、阪急の担当者は「滞在時間が長くなれば客単価も上がるかもしれない。満足度が高まればもう少し伸びるのではないか」と展望する。

♥創作パフェ

 同市阿倍野区のあべのハルカスに入る近鉄百貨店本店は、関西の百貨店で先駆けとなる1月19日にフェアをスタート。1カ月近くに及ぶロングランで、昨年比10%増に当たる7億円の売り上げを目指す。商戦序盤には「会場に足を運ばないと食べられない」人気スイーツ店による創作パフェを手掛け、フェア期間中の複数来店を促した。

 さらに、SNS(会員制交流サイト)対策も強化。「SNSを駆使する世代」(担当者)として、近鉄沿線の四天王寺大(羽曳野市)の女子学生に投稿や会場装飾を依頼したほか、購入商品を撮影してSNSに投稿すると、先着でオリジナルチョコ、抽選でギフトカードをプレゼントする取り組みも導入した。担当者は「より熱いコメントを発信していた だきたい」と期待を寄せる。

♥スターシェフ

 自家需要の高まりから、昨年は前年比で10%台の伸びを見せたという大阪高島屋(同市中央区)。カラフルなキューブ型チョコや華やかな色とりどりのマカロンなどインスタ映え≠狙ったものをはじめ、スターシェフによる海外のこだわりショコラや、日本初登場となる「ミナ・ハンドメイドチョコレート」など女性職人の名店の商品を強化。バイヤーの一人は「一粒に込めた作り手の情報をしっかり伝えたい」と強調している。


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