週刊大阪日日新聞

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2018/2/10

大阪桐蔭ナイン決意新た 

春連覇偉業へ挑戦 夏の借り返す


▲4年連続10度目の出場を決めた大阪桐蔭ナイン。連覇に向けて気合十分

 36校が選抜高校野球大会への出場を決めた1月26日の選考委員会。大東市の大阪桐蔭高にも、4年連続の「春」の知らせが届いた。出場校中、唯一連覇に挑戦できる権利。グラウンドには、激励するかのように祝福の吹雪が舞い、ナインは偉業≠ヨの決意を新たにした。

 午後3時半すぎに吉報が届くと、校内のグランドで待機していたナインは静かに喜びをかみしめた。大舞台への切符をつかんだが、高校日本代表として世界大会も経験した藤原恭大選手(2年)は「やっとスタートラインに立てた」と、浮かれた様子はみじんもない。

 それもそのはず、今大会は史上3校目の「春連覇」という偉業が懸かる。大会では、昨秋の近畿大会では、硬軟織り交ぜた隙のないプレーを見せて勝ち上がった。

 一方、昨夏の甲子園ではもろさも露呈。最終盤までリードしながら、一つのミスをきっかけに土壇場で逆転サヨナラ負けし、8強入りを逃した。「秋の全国大会」に当たる昨年の明治神宮大会も準決勝で逆転負けを喫している。

 「秋に勝ち切れなかった」と課題を挙げる西谷浩一監督(48)は、藤原選手や4番・根尾昴、エース柿木蓮(ともに2年)の各主力選手を含む全員に競争を促してきた。昨年末は同校を中心とした大阪選 抜チームで台湾遠征も経験し、実戦を積んでチーム力の底上げを図った。

 「私自身、どういうメンバーになるか楽しみだ」と期待する指揮官。中川卓也主将(2年)は、昨夏の経験を胸に「甲子園の悔しさは甲子園でしか晴らせない。借りを返したい」。

 春夏通算7度目の全国制覇に向け、まずは一歩を踏み出した。


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