週刊大阪日日新聞

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2018 新春号

各地で大規模な開発計画 

新今宮


▲星野リゾートが新今宮で計画するホテルのイメージ(星野リゾート提供)

新たなまちづくりの起爆剤に 星野リゾート進出で脚光

 「観光客のための都市ホテル」「外国人就労マッチング拠点」と新たなコンセプトの施設進出が計画されているのは、大阪市浪速区の新今宮駅前。東側にはジャンジャン横丁や通天閣でにぎわう「新世界」があり、南側の西成区には「日雇い労働者のまち」として知られる「あいりん地区」(通称・釜ケ崎)が隣接する。近年は、労働者の高齢化により「福祉のまち」と呼ばれることも多く、外国人観光客の姿も増えた「庶民のまち」に新たな変化が起こりつつある。

 同地域は関西空港と直結する南海本線とJR大阪環状線の新今宮駅に加え、地下鉄御堂筋線、堺筋線が動物園前駅で交差する交通の結節点で、乗り換え客は多かったが、再開発の遅れもあり、地域の活性化にはつながっていなかった。


▲外国人就労マッチング拠点のイメージ図(南海電鉄提供)

 流れが変わったのは2017年3月。大阪市が新今宮駅前の広さ約1万4千平方mの市有地をホテル運営の「星野リゾート」(長野県軽井沢町)の子会社へ売却すると発表し、注目を集めた。ホテルは608室の客室を備える20階建て、広大な敷地には緑の広場をつくる計画だ。星野リゾートの星野佳路代表は同地域について「大阪でしか体験できない風景や文化にあふれている。どの店でも大阪弁で語り掛けてくれる風情がある」として誘客に自信を見せる。

 11月に入り、新今宮駅北東側に「日本で働きたい外国人と日本企業の人材マッチング拠点」を創出すると発表したのは南海電鉄。同社は約4800平方mの敷地を取得し、さまざまな国の料理を楽しめるカフェや外国語教室などによるコミュニティーサロン、トイレ・シャワールームを全室に完備したゲストハウスを開設。コミュニティーサロンが災害時の避難所となることを想定した備蓄倉庫やバスの駐車場も設ける。

 同社都市創造本部開発部は「人手不足に対応するととともに、関空から直結する鉄道のハブである点を生かし、新今宮のイメージを刷新したい」と意気込む。


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