週刊大阪日日新聞

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2017/11/11

DIY女子の進化系!? 溶接女子¢今(ただいま)勉強中

摂津の町工場からプロジェクトが始動


▲完成したアクセサリースタンドを手に笑顔を浮かべる溶接女子

 DIY女子というワードが一般化され、女性のものづくりに対する関心は深まっている。そんな中、これまで男性の職種と思われていた「溶接」というものづくりの現場で近い将来、活躍できる女性の人材を育成しようと、 ものづくりの町¢蜊纒{摂津市の町工場の女性経営者が「溶接女子プロジェクト」を起ち上げた。


▲火花を散らし溶接にチャレンジする女性受講者

日本のものづくりの危機

 プロジェクトを立ち上げたのは同市鳥飼中2丁目、カネタの代表、佐多はつみさん(74)。同社はレーザー加工・曲げ加工から職人がつくる製缶加工品まで幅広く手掛け、「ものづくり」にこだわる町工場。

 日本の「ものづくり」は世界でも信頼性が高いが、その仕事に関わる高い技術を持った職人は減少しているのが現状だ。DIY女子はブームになっているが、佐多さんは「将来はものづくりの現場で活躍できる人材を育てたい」と溶接女子の育成に力を入れている。

 11月から溶接女子プロジェクト体験講座を自社工場内で機材や保護具を用意し、溶接工芸家の講師を招き開講した。

はじめての溶接にチャレンジ

 受講生らはカネタグループの広報部長、松尾稔美さんからプロジェクトの説明を受けて実際に溶接機を使ってアクセサリースタンドつくりにチャレンジ。

 受講生らが溶接用のヘルメットをかぶると、周りからは「溶接女子、格好いい!」の声が飛ぶ。

 溶接工芸作家の武田吉雄さん=奈良県生駒市=から溶接作業の指導を受けながら用意されたアクセサリースタンドのキットに溶接を始めると「ビリ、ビリ」と勢いよく火花が飛ぶ。初めての溶接作業にはじめはこわごわの女性もいたが、すぐに作業にもなれ、自分で溶接した鉄が接合された部分を満足そうにみつめる光景がみられた。

 体験した手作り作家、松本倫代さん(39)やパステルアート「ゆびまるこ」を主宰する高雄良子さん(47)は「技術を磨き、いろんなものを作りたい」と笑顔で話した。

 問い合わせは電話072(654)1637、同社まで。


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