週刊大阪日日新聞

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2017/11/11

大阪代表するグルメに 

産官学が連携、企画 大阪港開港150年


▲泉だこやシジミを使ったカレーライスをPRする大阪市立大の学生ら

 大阪市立大で開講する実地研修科目の一環で、港区役所、民間団体の「港まちづくり協議会大阪」を交えた3者がタイアップした。官民でつくる「大阪港開港150年」記念事業の関連行事で完成品を披露する。

違いを追求

 企画したメニューは、焼きそばとカレー。それぞれ府漁連、大阪市漁協が提供した泉州沖産の「泉だこ」や淀川河口付近で取れたシジミ、他にも大阪湾で水揚げされたシラスを用いるなど海産物にこだわった。また、江戸時代に大阪港から江戸へ向けて物資を輸送した「菱垣廻船」や「北前船」の航路にちなみ、調味料には湯浅(和歌山)のしょうゆ、家島(兵庫)の塩を用いるなど違い≠追求した。

 9月中旬にあったレシピの発表会では、シジミでだしを取り、身をほぐして具材に盛り込んだカレーライスやシラスの焼きそばなど4皿を並べたところ、「タコが柔らかくておいしい」「シジミの味が出ている」と好評価が相次いだ。キャリア教育の一環でもあり、原価計算やマーケティングはビジネスの学びにもつながっている。

商品化に乗り出す

 「地域の衰退に歯止めをかけるには、まずは楽しさ。さらに、しっかり利益を生むという循環が必要だ」と指摘するのは、発表会にも出席した筋原章博区長だ。一過性で終わらせないためには、地域ブランドとして定着させる必要がある。

 その中で、今回のレシピ開発をきっかけに商品化へ乗り出した飲食店も現れた。天保山地区で営業する「ファンスペースカフェ」。一帯はデートスポットで、週末は若者が多く集まることから、運営会社マネジャーの鯛島静さん(40)は「反響があればブラッシュアップし、メニュー化したい。学生のパワーを吸収して若さあふれる店になれば」と展望する。

 メニューは改良を続けており、作成に関わった商学部3年の前田嘉哉さん(21)は「次はビジネスとして売り方が大事になる。サービスをさらに工夫したい」と意欲を示している。


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