週刊大阪日日新聞

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2017/11/11

壁面に先人たちの銘板


▲「梅北道路復活期成同盟会」の銘板

 梅北地下道の建設を後押しした「梅北道路復活期成同盟会」の一員だった三島文一さん(故人)を祖父に持つ梅田東連合振興町会の三島保会長(71)は「当時と街並みは変わっても、地域の歴史≠ヘ後世に残さなあかん」と強調。歴史を記した新たな案内板の設置を検討する。

 60年ほど前に他界した文一さんは元々、梅田で食料品の卸売業を営み、環境衛生に関する地域の役員を務めていた。同盟会に名を連ね、旧鉄道省に対策を陳情。現在、地下道のグランフロント大阪側出入り口の壁には、文一さんら有志約40人の名前を刻んだ銘板が掲示されている。

 「祖父は自慢話をするような人ではなかった。ただ、父親から『銘板をしっかり残してほしい』と言われた」と語る保さん。完成当時、地下道は現在より約300m長く、当時の出入り口があったグランフロント大阪の東側に案内板と銘板を並べて設置しようと、大阪市と調整を進めている。

 案内板のQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、詳しい解説を日本語、英語、中国語、韓国語の四カ国語で閲覧できるようにする予定だ。

 保さんは「地域の歴史を伝えるのは今を生きる僕らの仕事。大切なことは地下道に固執するのではなく、新しい歩道や道路が完成し、地域が活性化することだ」と強調する。


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