週刊大阪日日新聞

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2017/9/30

みんな違ってみんな良い 

子どもの可能性を引き出す放課後等デイサービス


▲ロープにぶらさがって遊ぶ児童

 児童福祉法の改正で2012年4月にスタートした障害のある就学児童・生徒を対象にした「放課後等デイサービス」は、現在では多くの民間企業が参入し、選択の幅が広がっています。一方で、利益優先主義で安易に参入した民間事業者の施設もあるので事前の調査が必要です。「放課後等デイサービス」のメリットは、一人一人の成長をじっくり支援することができることが大きい。そして、保護者にとってもゆとりができることで、自分の子どもを肯定的に見ることができるようになることです。

子どもの特性に合わせて指導

発達障害のある子どもに必要なこと

 LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)に共通するのは、失敗や叱責(しっせき)を受けるなどの経験が多いために、 自分の能力を発揮できず、不幸にもあらゆる面で意欲を失っているケースがあります。

 そのため、自力でやり遂げた経験を積み、自信を取り戻していくことが大切です。

 発達障害のある子どもに必要なことは、「認めてあげる」「自分のペースで勉強させてあげる」「必要な環境(仕組み)を用意してあげる」―の3点が大切だと思います。

一人一人のペースにあわせて

 発達障害の特性は一人一人違います。その特性に合わせて寄り添い、周囲も理解することで自己肯定感を損なわずに成長することができます。

 発達障害ゆえに生きにくさを感じている人たちがいます。しかし、その困難は単なる不幸ではありません。ひとり親や貧困、障害などの背景があっても、それは社会に出たとき、強みとなり、価値となります。

 発達障害などの理由で「学校の集団授業についていくことが難しかったり」「勉強が苦手」な子どもたち。今回、紹介している放課後デイーサービスの各施設には、一人一人のペースにあわせてお子さんに寄り添い、成長をサポートする環境があります。

「新しい発見」と「学びの連続」

 発達障害の子どもと接して気づくことは「みんな違ってみんな良い」ということです。また、発達障害児も健常児も何ら変わりがないことにも気づきました。なぜなら、どんな子どもにも発達のスピードや得意不得意がある。あらためて「みんな違ってみんな良い」ことを実感しています。

 好きなことに驚くほど詳しい子どもも多く、すてきな子どもたちがたくさんいます。コミュニケーションのとり方がひとりずつ違うことも、その子どもの個性です。

 施設を訪れるたびに毎回、新しい発見と学びの連続です。放課後デイーで働くスタッフも子どもたちも、すてきな方々がたくさんおられます。各教室ごとの雰囲気が違いますが、どの教室もカラーがあって「すてきだなあー」と感じました。


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