週刊大阪日日新聞

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2017/9/30

団地の改修 お好みに 府住宅供給公社

カスタマイズ制度人気


▲専門家の指導を受けながら作業に取り組む入居者

 大阪府住宅供給公社(大阪市中央区)は、入居者自身で室内の簡単な改修ができる「団地カスタマイズ」制度を自社所有住戸の半数余りで取り入れている。入居者に愛着を持って住み続けてもらうのが狙い。専門家の指導を受けながら本格的に取り組める住戸も用意し、利用者から好評だ。

 同公社は、2万1847戸の自社所有住戸のうち1万1995戸(54%)で団地カスタマイズ制度を導入。改修範囲に指定はあるものの、入居者が自身の好みで手を加える「DIY(ドゥ・イット・ユアセルフ)」の可能な住戸の普及に力を入れている。

 築30年を超える団地が約半数に達する中、魅力を創出していこうと2017年1月から制度をスタート。翌月には、専門家の指導を受けながら部屋を改修できる企画も堺市南区の茶山台団地で展開している。道具や一部材料も用意。技術力に応じた指導が受けられるようにした。

 指導付きは、募集した2戸分を超える応募があった。入居が決まった2組は、ともにDIYに興味をもっていたものの、最初の一歩を踏み出せていなかった層。初心者でも挑戦できる環境を整えていたのが呼び水となっていた。

 入居者は、道具の使い方から、作業の進め方まで5回にわたって専門家の指導で実習。「テーブルや床の木の切り口を見ると、制作のシーンが頭に浮かび感慨深い」「思った以上に作業に時間はかかったが、その分愛着も深くなってもう引っ越せないかも」といった声が上がっている。

 制度の導入住戸では、一定のルールの下、改修部分については退去時の原状回復義務を免除する。

 評判の良さを踏まえ、23、24日には茶山台団地のモデルルームで施工例の見学や施工内容の説明を実施した。

 問い合わせは電話06(6203)5534。


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