週刊大阪日日新聞

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2017/9/30

歴史館を建て替え 

パナソニック 創業100周年


▲建設中の新しい「松下幸之助記念館」

 パナソニック(大阪府門真市)は創業100周年を迎える2018年3月に向けて、創業者である松下幸之助氏の理念や同社の歴史を伝える「パナソニックミュージアム

 松下幸之助歴史館」の建て替えを進めている。コンセプトは「松下幸之助に出会える場所」で、同社の音響・映像技術を活用してより分かりやすい形で公開する。

 同社は大阪市福島区の2階建ての借家で創業し、1階部分を工場に松下電気器具製作所として産声を上げた。

 現在の歴史館は創業50周年を記念し、本社近くに1968年に開館した。


▲3種の神器と呼ばれた当時のテレビ、洗濯機、冷蔵庫

 工場を再現したコーナーのほか、「便利で品質の良い配線器具を作れば、一般の家庭に必ず需要がある」として完成させたアタッチメントプラグ、自社生産を決めて3カ月後に製品化したラジオ、3種の神器と呼ばれたテレビ、冷蔵庫、洗濯機の当時のモデルなど、同社の発展の歴史を象徴する製品が並ぶ。

 幸之助氏の講演映像をモニターやハイビジョンシアターなどで視聴することもでき、一般公開のほか、社員研修などでも使用。8月末現在で延べ181万人が来館している。

 現歴史館は10月31日に閉館するため、同日まで「ありがとう歴史館 〜未来につなぐ50年の歩み」と題して、これまで催された企画展をポスターで紹介するなどしている。

 新しい歴史館は隣接地に建設中で、創業日の3月7日にオープンする予定。現歴史館と同様に33年に大阪市内から門真市内へ移転、 新築した当時の社屋を再現する。新館には当時あった煙突も立てるなど、より忠実に再現するとともに、海外からの来館者を迎えたり、セミナーを行ったりする多目的スペースを設ける。

 「コンセプトはこれまでと大きく変えず、音や光の効果で見るだけで理解してもらえるなど、展示方法を工夫したい」(同社広報部)と話す。


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