週刊大阪日日新聞

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2017/8/5

大橋府議会新議長に聞く 

大阪発展へ議論尽くす 今後も「公開度の高い議会」


▲府議会が果たす役割について語る大橋議長

―大阪府議会の新たな議長に就いた大橋一功氏(大阪維新の会)に議会改革をはじめ、大阪が抱える課題について、議会としてどう向き合うかを聞いた。  早稲田大マニフェスト研究所が6月に発表した2016年度議会改革度調査の都道府県議会ランキングで、前回3位の大阪府議会が初の1位となった。

 「公開度の高い議会を府民は望んでいるので、今後も1位を目指したい。ただ個別の調査項目のうち『機能強化』(議会改革のPDCAサイクルなど)が2位だったので、この順位を引き上げたい」

―地方議会の政務活動費の支出の在り方に厳しい視線が注がれている。府議会ではどうチェックしているか。

 「そもそも政活費が『自分のお金』という感覚が間違っている。調査研究のために必要な経費という位置づけだ。府議会では領収書のインターネット公開をはじめ、16年度分の収支報告書から、提出に際して『条例に基づき適正に使用している』などと記載した書類に議員本人が署名、捺印するように書式を改めた」

―自民党が地方議員の厚生年金加入を認める法整備を目指している。

 「税金が投入されることになるので、慎重な議論が必要だ。多額の税金を必要とする制度は府民の理解を得られない」

―「大阪都構想」を巡る議論については。

 「府知事、大阪市長と府・市両議会の議員で構成する法定協議会での議論が始まっている。『特別区』と『総合区』のどちらが住民にとって良いかを話し合い、大阪にふさわしい大都市制度の議論が建設的に進むことを期待したい」

―2025年の国際博覧会(万博)の大阪誘致が注目されている。議会として機運醸成にどう取り組むか。

 「大阪府議会では7月に誘致実現に向けた活動指針を取りまとめた。議会・議員活動のネットワークを生かし、誘致の認知度向上に取り組む。議員一人一人が着実に実行することで機運醸成を図っていく」

―府議会第一党の維新と、松井一郎知事(大阪維新の会代表)は同じ地域政党だ。チェック機能は果たせているか。

 「知事の思いと議員の目指す方向は同じだが、だからといってなれ合いにはならない。知事に対して議会や委員会で指摘や提言、専門的な質問を行っている」

―議長の職責をどう全うするか。

 「会派間で異なる意見はあるが、府民の声に耳を傾けながら大阪の発展と府民の幸せのために議論を深めていきたい」


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