週刊大阪日日新聞

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2017/8/5

大阪桐蔭が春夏連続甲子園 

応援500人全力後押し


▲優勝を決め、マウンド上で喜びを爆発させる大阪桐蔭ナイン

 第99回全国高校野球選手権大阪大会の最終日は7月30日、大阪市此花区の大阪シティ信用金庫スタジアムで決勝を行い、甲子園での春夏連覇を狙う大阪桐蔭(大東市)が春夏通じて初の甲子園を目指した大冠(高槻市)を108で下し、3年ぶり9度目の優勝を飾った。

 大阪桐蔭は2点を追う五回に連続押し出し四球で同点とすると、六回に藤原恭大選手(2年)のソロ本塁打で勝ち越し。八回には打者一巡、6長短打を集めて5点を奪い、突き放した。

 大冠は01の三回に4連打を含む5長短打で4点を挙げて一時は逆転したが、終盤はミスも響いて失点を重ねた。公立校としては1990年の渋谷以来27年ぶりの甲子園には届かなかった。

 試合が動いた二回、1点をもぎ取った適時二塁打はエースの徳山壮磨選手(3年)が放った。だが直後の三回に4失点。応援席に緊張感が走ったものの、声援の熱量は一層高まった。チアリーダーキャプテンの大嶋郁花さん(2年)は「後半粘り強いチームなので絶対いける」と声を張り上げていた。

 関係者の思いを受けたナインはその裏に1点を返すと、五回には気迫で2死満塁に。連続で押し出し四球を選んで同点にした。

 六回に勝ち越しのソロ本塁打を放ったのは1番の藤原恭大選手(2年)。鮮やかな一振りに母・道子さん(41)は「ようやく1本出た。やってくれると思っていた」と目を細めていた。

 猛攻は八回。ここでも藤原選手が活躍。中前打が相手のミスを誘い、自身も生還して3点を追加した。この回、一挙5点を加えた大阪桐蔭。6点差に応援席にもほっとした雰囲気が広まった。

 しかし、ここで終わらなかったのが大冠。連打で追撃を受け、2点差まで詰め寄られると、三塁側の空気は一変。「がんばれ徳山!」と激励する声が飛び交った。

 肩で息をしながら踏ん張った徳山選手。最終打者を三塁ゴロで打ち取り、大阪代表の座を手にした。応援団長の妻鹿瑶さん(3年)は「2年間優勝できていなかったのでうれしい。次は春夏の連覇に向けてがんばってほしい」とエールを送っていた。


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