週刊大阪日日新聞

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2020/5/16

子ども「しんどい状況」 時間もて余す姿に危機感

西淀川のNPOが指摘


▲子どもらに配布するため支援物資を小分けにするスタッフ(西淀川子どもセンター提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛、臨時休校が長引き、子どもの生活への影響が懸念されている。大阪市西淀川区のNPO法人西淀川子どもセンターは、子どもたちと一緒に夕飯を作って食べる夜間サテライト事業の実施が見込めない中、登録する家庭の戸別訪問を進めている。時間をもて余す子どもらを目の当たりにして、代表理事の西川奈央人さんは「子どもたちにとってもしんどい状況だ」と危機感を募らせる。

 4月に入り、同センターのテーブルには支援団体から届いた物資が所狭しと並んだ。果物や野菜、生麺、菓子、マスクもある。これらは本来、夕飯の食材になり、お土産として活用するはずだった。しかし、子どもたちの姿はない。

 夜間サテライト事業は、毎週1回行う同センターの活動の柱の一つ。本年度は新型コロナウイルスの影響でスタートのめどがたたず、スタッフらが支援物資を小分けにし、配布を兼ねて訪問する「アウトリーチ」に切り替えた。

 西川さんは「朝まで友達と話やゲームばっかりしていた、それでもみんな『暇だ』と言う。子どもにとって何をしたらいいか分からない期間になっている」と指摘。長期化する臨時休校で、「再開後には、詰めて学校に行かなければならなくなると、そのフォローも重要になってくる」と心配する。

 同区では昨年4月、区内各地区で子どものために活動する六つの市民団体をつなぐ「西淀川こどもネット」が発足。このうち、出来島地区などで活動する「にしよどこども食堂くるる」は、臨時休校中の昼食支援として区内の小中学生を対象に、おにぎり弁当の配布を開始。

 同センターでも、自宅の子どもらに向けた「動画配信」など新たな取り組みを検討中。ただ緊急事態宣言の今、活動を支える学生ボランティアの人材確保も困難になっている。

 西川さんは「自分たちのことで大変な時期だと思うが、子どもたちのことに関心のある人はぜひ関わってほしい」と呼び掛けた。

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