週刊大阪日日新聞

大阪市(北・都島・城東・旭・鶴見区)・守口市・門真市
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2019/11/23

墜落死亡事故相次ぐ 

中小事業者施工の住宅工事など

 大阪労働局は、府内建設業の今年の死亡災害が9月末現在で15人に達して昨年同期を上回り、木造・低層住宅工事で高所から墜落するケースが多発しているとして、安全対策の徹底を呼び掛けている。ベテラン職人による事例が目立っており、同局は、昨年の災害からの復旧工事に関する多忙さが影響しているとみている。

 15件全てが、中小企業・小規模事業者が施工する建設工事現場で発生。「墜落・転落」が9件を占め、発生現場は木造家屋などの低層住宅が6件に上った。

 昨年までは、人手不足などの影響で、建設業に初めて携わる50歳以上の未熟練者の労働災害が問題視されたが、今年は21年以上のベテラン職人が、15人のうち8人と半数余りを占めた。

 同局担当者は、昨年大阪に被害を及ぼした地震や台風の復旧関連の災害が増えている点に着目。「工事が集中する中で、ベテランも安全対策を怠ってしまっている」と分析している。


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