週刊大阪日日新聞

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2019/10/26

シュリンクフレーション知ってますか?

 シュリンクフレーションという言葉を知っていますか? お値段そのままで量をサイズダウン、簡単にいえば実質的な値上げのことです。消費税が10%となりその上、シュリンクフレーションが広がれば、消費者にとってはふんだりけったり。賢い買い方も必要です。

お値段そのままでサイズダウン

 スーパーマーケットやコンビニで商品を手に取ったとき「あれ、なんかちょっと軽くなったな」と思うこともあるでしょう。実はそれ、「シュリンクフレーション」かもしれません。シュリンクフレーションというのは、シュリンク(収縮)とインフレーションを掛け合わせた言葉で、つまり「お値段そのままでサイズダウン」という、実質的には値上げと同じことになります。

 2008年に日清食品がカップヌードルの値上げをしたときは、消費者が大きく反応し、大きく売り上げが減少したことが話題となりました。

 しかし、「お値段そのまま」でも「内容量が少し減っています」というのは、私たちに値上げの印象を与えにくいので、原材料が高騰している時代には増えていくと思われます。事実、「シュリンクフレーション」の商品は相次ぎ、なかには公式的に発表していないまま小さくなっている商品もあり、ネット上では「ステルス値上げ」や「スモールチェンジ」などともいった声も上がっています。

 もしもすべての商品が値段そのままで10%の容量が減ったとすれば、私たちは同じ量の消費をすると11%多いお金が必要になります。たとえば、食費や日用品に月10万円かかっていたとしたら、11.1万円。実に1万1000円もかかるというくらいのインパクトがあるわけです。

家計はどう考えていくべきか

 家計で考えてみたとき「使う量を減らす」という対策がまず考えられますが、すべての飲食の量を減らすというのはなんだかみじめな気持ちになります。ですが、飲み残しやちょっとだけ食材が余る、賞味期限を経過してしまったり傷ませてしまい食材を廃棄することが少なくないなら、家庭内で一度見直しを考えてみるべきでしょう。気を使ってみるだけで、値上げの影響を回避することもできます。

 ただ、日々使う日用品は難しいです。たとえば洗濯洗剤のシュリンクフレーションについては一回当たりの使用量はおそらく変わらないでしょうから、値上がりそのものを受け入れるしかありません。

 しかし、この場合は「洗濯回数をまとめる」とか「適量の洗剤を投入」のような対策が考えられます。日々使うだけに効率的に使えばかなりの節約になります。

 また、情報収集を敏感にしてスーパーやドラッグストアのセールをしっかりチェックして、底値で買うことで、実質値上げを回避するのも効果的でしょう。

生活防衛5カ条

@商品価格は【単価×量】で成り立っていることを自覚
A不要なものは買わない
B単価面で高くなり過ぎたと感じたら代替品
C使う量を調整、効率的に使い家計のムダを省く
D安売りをチェックして底値で購入


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