週刊大阪日日新聞

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2019/9/14

大阪メトロ 5駅の新デザイン公表

異論噴出で練り直し

 大阪メトロは8月29日、リニューアルを計画している地下鉄駅のうち、5駅のデザインを改めて公表した。昨年、都市部の15駅の刷新案を発表したが「奇抜だ」などと異論が噴出し、練り直しを迫られていた。意見聴取を重ねて軌道修正し、同社は「100年残るものを地元と造り上げたい」としている。


▲建設当時の心斎橋駅=大阪メトロ提供

 新たに発表したのは、御堂筋線の心斎橋、梅田、中津、動物園前、中央線の堺筋本町の5駅。7月には新たに米ゼネラル・モーターズでチーフを務めた工業デザイナーの奥山清行氏が、最高デザイン責任者(CDO)に就任し、現在の雰囲気をできる限り継承する方向へかじを切った。

 「特に批判が多かった」という心斎橋駅については、高級ブランド店が並ぶことから「高級感と上質感」を感じる空間を表現。有識者の意見や市民約1200人へのアンケートを踏まえ、歴史的価値の高いシャンデリアやアーチ部分をそのまま残すなど修正した。

 梅田駅は世界に情報発信する旗艦駅≠ニして、国内最大級のパノラマビジョンを設ける。奥山氏は会見で「用事がなくても行きたくなる、元気になる、人や情報が集まるような機能になれば」と解説した。

 大阪メトロは昨年12月、駅の刷新案を発表したが、批判や署名サイトでは再考を促す声が約2万筆集まった経緯がある。河井英明社長は「大阪の元気を発信するという基本は変わっていない。洗練され、支持していただけるデザインになった」と胸を張った。

 5駅は2021年度までに改修を終え、残りの10駅は来年中に新案を発表する予定にしている。


完成イメージ=大阪メトロ提供

心斎橋駅

梅田駅

堺筋本町駅

中津駅

天王寺駅


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