週刊大阪日日新聞

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2019/8/31

障害者手帳 スマホで提示 

淀川区の「ミライロ」 代替アプリ開発、普及へ


▲障害者手帳を示す代替手段として開発したアプリ「ミライロID」=大阪市内

 誰もが利用しやすいユニバーサルデザインの普及を図る「ミライロ」(大阪市淀川区)は、障害者手帳や福祉機器の情報を登録できるスマートフォン向けアプリ「ミライロID」を開発した。障害者が交通機関や商業施設で提示し、障害者割引や必要なサポートを円滑に受けられるようにするとともに、事業者側の確認の手間も軽減したい考え。アプリを手帳の代替手段として認める企業の拡大に努めている。

 障害者が各事業所でサービスを利用する際、割引を受ける方法は各社に一任されており、障害者手帳の現物提示を求める企業が多数派。国土交通省は今年に入り、交通各社に確認方法の見直しを促している。

 ミライロが障害者手帳の使用感について取得者に聞いたところ、7割弱が「取り出す・提示するのが面倒」と答え、「必要なサポートを伝えるのが面倒、うまく伝わらないと感じるか」との問いには、「よく」「たまに」感じるのは計6割余りに達した。

 そこで、IT企業と連携してアプリを開発。障害者手帳を撮影して情報を登録できるようにし、必要なサポートや福祉機器の内容も窓口で示しやすくした。

 障害者にとっては、手帳をかばんから取り出す手間や、紛失する危険がなくなる。確認する事業者側にとっては、各自治体で種類が異なり300種類以上ある障害者手帳が一つの書式になるため、負担が軽減されるとみている。


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