週刊大阪日日新聞

大阪市(北・都島・城東・旭・鶴見区)・守口市・門真市
(社)日本ABC協会加盟紙 251,012部

2019/8/31

「いじめ・嫌がらせ」最多5599件 

個別労働相談

 大阪労働局は、2018年度の民事上の個別労働相談のうちパワーハラスメントを含む「いじめ・嫌がらせ」件数が、過去最多の5599件だったと発表した。当事者間の自主的な解決を促す「助言・指導」申し出や、専門家が入って解決を図る「あっせん」申請も過去最多だった。

 民事上の個別労働紛争相談は、個々の労働者と事業主のトラブルの防止や解決を支援する「個別労働紛争解決制度」の一つ。

 同局によると、18年度の全体数は1万9785件で、前年度比2・4%減。深刻な人手不足の中で「解雇」や「労働条件の引き下げ」などの相談件数は減少した半面、「いじめ・嫌がらせ」は前年度比9・4%増。相談全体に占める割合は、項目別で最も多い25%だった。

 「いじめ・嫌がらせ」に伴う助言・指導の申し出件数は189件で、同18・9%増。あっせん申請件数は153件で同27・5%増となり、上司から容姿についてばかにされて精神的・身体的苦痛を受け、退職せざるを得なくなったことへの補償金を求めた例などがあった。

 増加の要因として、1人当たりの仕事が増え職場に余裕がなくなっている点や、人間関係が希薄になっている社会環境などがあるとみており、担当者は「匿名でも大丈夫なのでまずは相談から始めてほしい」と呼び掛けている。総合労働相談コーナーは電話06(7660)0072。


pagetop