週刊大阪日日新聞

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2019/8/10

中3英語、全国平均超え 全国学テ府結果

小6国語は伸び悩み

 大阪府教育庁は7月31日、2019年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の府内の結果を公表した。中学3年で初めて行われた英語は、府独自の事業展開が奏功し、平均正答率が全国平均を上回った。小学6年は、近年てこ入れしていたはずの国語が伸び悩み、逆に差が拡大。記述する力は改善傾向だったが、基礎知識の理解と定着に引き続き課題がみられた。

 同庁によると、府内の公立では、小6は990校(7万3333人)、中3は472校(6万8618人)が実施。

 中3は、英語が平均正答率56・1%で全国よりも0・111年度から展開してきた指導方法や、教員らによる授業改善が実を結んだ。特に聞き取る力で成果がみられた半面、一定量の文章を読み取る問題では課題もあった。国語は、同70・0%で全国より2・858・3%で1・5ポイント下回った。

 小6は、国語が同60・3%で全国より3・566・4%で、全国よりマイナス・111年度から展開してきた指導方法や、教員らによる授業改善が実を結んだ。特に聞き取る力で成果がみられた半面、一定量の文章を読み取る問題では課題もあった。国語は、同70・0%で全国より2・858・3%で1・5

 小6は、国語が同60・3%で全国より3・566・4%で、全国よりマイナス0・2ポイントと平均に迫っていた。

 同庁は、2年前から特に国語力の改善を重視。教材を開発し、市町村教委と連携しながら底上げを図ってきた。言語活動は深まる傾向にあるが、基礎知識をどう習得させていくかが改めて課題として浮き彫りになった。

 酒井隆行教育長は「国語については、小中ともに教材の活用を一層充実させ、小学校については、学習環境への支援も含めて新たな取り組みを検討している」とのコメントを発表した。


知事、全国学テ結果受け、夏の賞与を返上

 大阪府の吉村洋文知事は7月31日、2019年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を受け、「(大阪市の)小学校の国語が最下位だった。今年の夏のボーナスは返上したい」と府庁で記者団に述べた。

 学力テストを巡っては、吉村知事は大阪市長時代の昨年8月、全政令指定都市の中で最下位を脱出できなかった場合は、夏の賞与を全て返上する考えを示していた。

 吉村知事は「中学は国語、数学ともに最下位を脱出した。大きな成果だ。小学校の算数も最下位ではない」と述べる一方、小学校の国語が最下位だったことを踏まえ、「言ったことは守る」と語った。

 日本維新の会の国会議員が行っている歳費2割を、各地の被災地に寄付するのに合わせる形で返上するとした。


大阪市教委の4ブロック化を 学テ結果受け松井市長

 大阪市の松井一郎市長は8月1日の定例会見で、全国学力テストの結果を受けて、市教育委員会の4ブロック化や「現場と一体となった実効性のある取り組みの継続実施が必要」と強調した。

 前年度の学力テストでは、20の政令指定都市の中で10科目中4科目が最下位。本年度は小学校の国語をのぞいて最下位を脱し、「教員や職員の努力の成果だが、全国との差が大きい科目もあり、まだまだ厳しい状況」との認識を示した。

 4ブロック化については「大阪市には400校以上の小中学校があり、エリアごとの実情や各学校の状況を分析し、細やかな支援策が必要」と指摘した。

 導入を検討している学力の向上を校長の人事評価に反映させる制度については、「手放しで喜べる状況ではないが、学力向上の気配が出てきた」として、市教委で結果を分析し、スケジュールや評価方法も含めて再検討する。


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