週刊大阪日日新聞

大阪市(北・都島・城東・旭・鶴見区)・守口市・門真市
(社)日本ABC協会加盟紙 251,012部

2019/6/29

「大阪eスポ研」発足 

アメ村から世界発信


▲格闘ゲームでプロゲーマー(左)と対戦する研究会の参加者=6月12日、大阪市中央区の大阪商工会議所

 対戦型コンピューターゲームで勝敗やチームワークを競う「eスポーツ」を通じて大阪・ミナミの街を活性化させようと、産官学が連携した「大阪eスポーツ研究会」が誕生した。世界から注目が集まるeスポーツの大会などを通し、若者の聖地・アメリカ村から大阪の魅力を世界に発信。大阪をeスポーツの聖地≠ノすることを目指す。

 eスポーツは、今秋の茨城国体で文化プログラムに採用されるなど近年、日本でも関心が高まっている。世界の市場規模は2017年の6億5500万ドルが、19年は10億9600万ドル、22年には17億9千万ドルに達すると予測されている。

 同研究会は、アメ村で総合スポーツ用品店を展開するスポーツタカハシ(スポタカ、大阪市中央区)が中心となり、5月に発足。大阪観光局や大学教授、地元商店街などが参加する。

 ミナミ周辺は、インバウンド(訪日外国人客)でにぎわい、アメ村も多くの外国人が行き交う。以前に比べてきれいになった街並みに、かつての若者の熱≠フようなものがなくなったと感じた同社が、eスポーツを「街おこし」につなげようと声を上げた。

 ファッションビルの心斎橋ビッグステップ(同市中央区)地下の同社の店舗に、オンラインでゲームを配信できるスペースを設置。ビッグステップの大階段を観客席に見立て、大型モニターやアメ村にあるさまざまなモニターを活用して、対戦を観戦してもらう計画がある。

 スポタカが100%出資し、地元企業と協力して大阪・ミナミを盛り上げるための大会や、25年の大阪・関西万博を応援する大会の開催も検討している。

 第1回の研究会が6月12日、大阪商工会議所で開かれた。専門家によるeスポーツに秘められた可能性を解説する講演や発売直前の格闘ゲームの体験があり、参加者はeスポーツの魅力に触れた。

 スポタカEX事業部の大川慎一チーフは「eスポーツは性別、年齢、障害の有無に関係なく一緒にプレーできる」と強調。「アメ村は大阪・ミナミの文化拠点。アメ村だからできることを持ち帰ってもらい、大阪がeスポーツの聖地になるよう盛り上げたい」と意気込む。


pagetop