週刊大阪日日新聞

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2019/6/15

悲願のネット配信 変容するNHK 

民放は肥大化を警戒

 NHKのテレビ番組がつねに放送と同時にネットでも見られるようになる改正放送法が5月29日、成立した。NHKは悲願だった常時同時配信を今年度中に始め、公共放送から「公共メディア」を目指す。ただ、業務拡大への民放の懸念やネット時代の受信料体系の議論など、積み残しの課題もある。

 10〜20代を中心にネットの利用時間がテレビの視聴時間を上回り、米国発のネットフリックスやアマゾンなど、動画配信サービスもテレビ離れに拍車をかけている。高速で大容量の次世代通信規格「5G」も来年から本格的に始まっている。

 ただ、約7千億円の受信料に支えられたNHKの業務拡大は、試行錯誤しながら収益化を目指す民放の動画配信ビジネスに大きな脅威となるからだ。

 民放連はNHKがネット事業に使える費用の上限を、「現在の受信料収入の2・5%に収める」よう求めるなど、抑制的な運用を求めている。


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