週刊大阪日日新聞

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2019/4/27

万感胸に歌う 

80歳上村さんコンサート「支えに感謝」


▲念願のコンサートで名曲の数々を披露する上村さん

 豊中市服部元町1丁目の大野ギター音楽院(大野朱美代表)で、コンサート「80歳に歌う日本の歌」が開かれた。同音楽院で長年にわたりコーラスを学んでいる上村安子さん=同市=が出演し、100人超の来場者を前にオペラも含めた名曲の数々を高らかに歌い上げた。

 コンチェルト主催、同音楽院後援で3月30日に開催。上村さんは長年、プロ声楽家の西影純枝さん(ソプラノ)からコーラスの指導を受ける傍ら、70歳になってから大阪音楽大(同市)の教養講座で日本の心についても学んでいる。

 コンサート開催のきっかけは過去にコーラスの先輩が同じく80歳でコンサートを開いたことだった。大きな刺激を受け「自分にできるか」と自問自答し一念発起。約半年前からの準備期間中には、かつて同音楽院でギターを学んでいた夫・康夫さんが1月末に亡くなるという不幸もあったが、多くの人々に支えられながら苦難を乗り越えて念願のステージに立った。

 伴奏のピアノは西影さんら、ギターは大野代表が務める中、上村さんは石川啄木作詞の「初恋」をはじめ、北原白秋「夏の宵月」「城ケ崎の雨」などを次々に披露した。

 第2部にはオペラも盛り込み、西影さんとの共演で「フィガロの結婚」の「手紙の歌(二重奏)」などを会場いっぱいに響かせると、万雷の拍手に包まれた。

 上村さんは「1度きりの人生だからためらわずにやろうと決心し、先生や多くの方に支えられてこの日を迎えられたことに心より感謝します」と応えた。


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