週刊大阪日日新聞

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2019/3/9

JRおおさか東線 3.16 全線開業 

新駅4駅を一般公開 新路線に近隣住民期待


▲城北公園通駅のホームに到着した車両を撮影する参加者

 3月16日に全線開業するJRおおさか東線の新駅4駅が2月23、24の両日、一般公開された。鉄道空白地だった大阪東部エリアに誕生する新路線に、近隣住民らが期待に胸を膨らませた。

 北区間(新大阪─放出間、11・1km)に新設された南吹田、JR淡路、城北公園通、JR野江の4駅が公開された。駅舎はそれぞれの土地の歴史を反映したデザインを取り入れている。

 24日に公開された城北公園通駅(大阪市旭区)のエントランスは、城北地域を含む旧淀川に船の渡し場が数多くあったことから、渡し船が水面に浮かぶ様子を表現した。ホームは薄い青色「縹色(はなだいろ)」が彩る。普通車両に使われる緑色の201系車両の試験走行もあり、ホームで来場者が写真をスマートフォンやカメラで撮影した。

 近くに住む男性会社員(40)は、大阪市中心部にバスで通勤していると言い、「鉄道は遅れが発生した際に遅延証明書が出るので、公共性が高く安心につながる」と歓迎した。

全線開通控え試乗会
関西周遊活性化に期待


▲淀川に架かる鉄橋を走行する車両=2月13日、大阪市都島区

 JR西日本は2月13日、3月16日に全線開通する「おおさか東線」の北区間(新大阪―放出間、11・1km)で報道機関向けの試乗会を開いた。かつての城東貨物線を複線電化したことに加え、約800・延伸して4駅を新設するなど整備。鉄道空白地だった大阪東部に新たな鉄道ネットワークが誕生することとなり、ビジネスや観光の盛り上がりを加速させる。

 新大阪―奈良間を55分ほどで結ぶ「直通快速」に使われる321系車両に試乗。同系車両は学研都市線や神戸線、宝塚線などでも使用されている。

 新大阪―放出間には南吹田、JR淡路、城北公園通、JR野江の4駅が新設された。駅舎には、それぞれの土地の特色や歴史を反映したデザインが取り入れられている。開業前の新駅は静まり、約1カ月後の出番を待つ。

 淀川に架かる鉄橋では、開業後に普通車両に使われる緑色の201系車両とすれ違った。

 東大阪市の網干総合車両所明石支所放出派出所で、JR西大阪支社の宮本芳明副支社長は「インバウンド(訪日外国人客)の玄関口となる新大阪駅からのアクセスが向上し、奈良へのアクセスもよくなる。私鉄や地下鉄と一緒に関西の周遊が盛り上がるきっかけになれば」と、新たな人の流れを創出する開業に期待を寄せた。

 おおさか東線は、新大阪―久宝寺間(20・3km)を結ぶ。2008年に南区間の放出―久宝寺間(9・2km)が先行開通した。


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