週刊大阪日日新聞

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2019/1/12

プレミアムウーマン[女性起業家特集]

 毎日を決めるのは自分自身…。働きながら輝きを放つ女性起業家を紹介します。


体温37度を目指す温活おんかつサロン

37SALON プロデューサー 前田晴代さん

 40歳を過ぎると、女性は更年期障害などでさまざまな悩みに心が乱される。

 「肌がすぐに乾燥する」「目の周りの小じわが気になる」「下半身にばかり肉がつく」。美容に関することだけではなく、「すぐに疲れる」「イライラする」「夜に眠れない」など。

 もともと前田さんは某大手サロンで21年間、9つの美容室の立ち上げ、運営、接客に携わってきてヘアサロン一筋だった。そんな中、前田さん自身と同じにように顧客も年齢を重ねていき、会話の話題も変化していったという。「たまに見かける50、60代になってもきれいな人はどこが違うのだろう…」。前田さんはずっとそう思って、「乱立するヘアサロンの最前線で試行錯誤をしてきた」という。

 こんな強い思いから辿り着いた形が「37(サンナナ)SALON」だった。「37」は基礎代謝をアップさせ37度の体温を目指すことで、病気になりにくい健康的な美を体の内と外から取り戻すウチソトキレイ≠提供する。

 さらに、顔の基本は筋肉や頭蓋骨。ヘアサロン時代の経験を元に頭蓋骨の隙間を調整し、正常な位置に整える施術が「持続性の高い小顔効果」と中高年の口コミで広がっている。

 この「37SALON」流の画期的な「温活(おんかつ)サロン」メソッドはパッケージ化して美容院へも提供し美容院への橋渡し役≠ノも力を入れている。

 モットーは徹底してお客さまの体に寄り添うこと。このため、コミュニケーションを最も大切にし、顧客の不安を解消し自然体での施術に努めている。「大人の女性になるほど体の内側からキレイに。素の顔≠フ魅力を実感していただきたい」と話している。

37SALON
大阪市中央区平野町4-8-5 2F
電話080(9740)3121
https://37project.jp/

ビジネスプラン発表会「LED(レッド関西)」ファイナリストに選出されました

紅茶の楽しさ、奥深かさを多くの人に知らせたい

紅茶専門店「オネテ」 フレーバードティーコーディネーター 
ニシダマチコさん

 「お客さまが紅茶を一口、飲むと表情が緩む。その表情で逆に私自身が癒やされています」フレーバードティーコーディネーターを天職と自認するニシダマチコさん。

 大阪・難波の著名なフランススタイルの紅茶専門店で10年間店長を務めた。その間、輸入紅茶の責任者、フランス紅茶インストラクターを2年間兼務した。

 この経験を生かし、「紅茶の楽しさ、奥深かさを多くの人に知らせたい」と独立を視野に入れて、大阪産業創造館が主催する起業家セミナーを受講。経営的な手ごたえも感じて2016年9月に紅茶専門店「オネテ」(北区芝田)を開業した。

 「フランス語のオネット(真っ直ぐ・正直)と子どもの頃にオネ(お姉さん)と呼ばれていた2つの意味の造語」から屋号「オネテ」が誕生したという。

 紅茶と言えば英国スタイルを思い浮かべるが、ニシダさんは来店客のその日の状態、体調に合わせてフランス風の味と香りを大切にする香りの紅茶(フレーバードティー)≠提供している。

 独立して2年。現在は紅茶カフェと専門学校で講師として自分の経験を教えているが、2月からは事業を拡大。紅茶の自社ブランドも立ち上げ、中央区北浜に店、事務所、紅茶セミナー教室兼用の新生「オネテ」をオープンさせる。

 「おいしい紅茶を入れる基本は『蒸らす』『温度』『茶葉』が大切。紅茶は勉強すればするほど奥が深い。香りは脳に作用しますので、超高齢化を迎え香りの紅茶≠ヘ健康面でも可能性が大きい」と次なる夢にまい進する。

紅茶専門店「オネテ」

大阪市北区芝田1-15-8
(2月から大阪市中央区淡路町2-5-8に移転予定)
https://www.hone-the.com


18歳からの働き方改革

educo代表 吉田優子さん

 「どうして大学に行かないと社会で活躍できないんだろう。社会に出るのに16から22歳まで学校に行かなきゃ活躍できない世の中はおかしい」。高校生の時、こんな思いが強かった。

 その後、東京の私大に進学し、インターネット大手企業に就職。

 社会人になりさまざまな人と出会う中で、やはり、「多様な働き方、生き方が認められる社会にするために、偏差値にあてはめるだけの高校の進路指導を変えたい」と退職し、2013年から大阪の公立高校の進路指導室で契約社員として仕事ができる求人を見つけ来阪。

 そこで進路指導の現場体験を積み念願だった「educo(エデュコ)」を立ち上げた。高卒就職の市場は毎年、約18万人。求人倍率も大卒の1・88倍に比べて2・53倍と高い。一方で高卒生の主な就職ルートは学校斡旋で、選択できるのは「一人一社制」。

 高校生の就職事情は深刻だ。「なんかいい求人ないの?」と就職したものの、「思てたんと違った」と高卒入社3年以内の離職率は約40%。「そのうち約25%が入社1カ月程度で離職しているんです。辞めたことを言えず『夜勤』と言って夜の仕事についているケースも」

 吉田さんは高卒就職の課題として「仕事を選ぶ力が高校生にない」「仕事を自由に選べる仕組みがない」―の2点を指摘し、educoのミッションとして、高校生自身が気に入った求人情報をリクエストして就職先を「自己開拓」できる仕組みや、とりあえず≠ナはなく何のために働くのか≠ネど「職業観」を養う独自のインターシップを行っている。さらに、採用する企業側の支援のほか、社会全体の「高卒就職の価値を高める」活動に取り組んでいる。

educo(エデュコ)

スクール・キャリアコンサルタント協議会 代表理事
大阪市中央区北浜2-1-21 北浜ゲイトビル2F
株式会社中央プランナー 気付
電話06(6180)6130 
https://educo18.com/

ビジネスプラン発表会「LED(レッド関西)」ファイナリストに選出されました

高校生ビジネスグランプリ W(ダブル)選出

大阪市立鶴見商業高校 涌嶋 茜さん 赤松貴愛さん

 「出演を依頼する側と出演を希望する側とをマッチングさせるサイトを作成し、両者の橋渡し役≠ェできれば喜んでいただけると思いました」

 涌嶋茜さん(高校3年)=写真左=は同校軽音楽部の部長を務め、老人ホームへの訪問演奏や、鶴見緑地の美化を啓発するための音楽イベントを催してきた。

 これらの貴重な体験を基に涌嶋さんは必要な経営資源(ヒト、モノ、技術、ノウハウ)などの課題もクリアして今年の「第6回高校生ビジネスプラン・グランプリ」にタイトル「訪問演奏(演技)紹介センター 〜優しさで広げよう歌と踊りの輪〜」でエントリーし、トップ10のファイナリストにも選出。

 卒業後は「私の歌を聞いて笑顔になっていただければうれしい」と音楽活動に励む。

 同校の課題研究グループ「BCR」(代表・赤松貴愛さん)もタイトル「失効ポイントが『TSURUMIこどもホスピス』支援に… ReLife SMILE Gift」で同グランプリにエントリーし、全国4359プランの中からベスト100に入賞を果たした。

 赤松さん(高校3年)は「カードなどの失効ポイントが『消費者が納得できる』『企業のイメージアップにつながる』『ホスピスにも喜ばれる』という、社会貢献に向けた三方良し≠フ実現を提案するビジネスプランです」と笑顔を浮かべる。

 「社会人になっても前向きにビジネスプランを提案していきたい」と意欲的だ。

大阪市立鶴見商業高等学校

大阪市鶴見区緑2-10-9
電話06(6911)0415


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