週刊大阪日日新聞

大阪市(北・都島・城東・旭・鶴見区)・守口市・門真市
(社)日本ABC協会加盟紙 251,012部

2019新春号

そうやったんや! 畑山博史のわかるニュース

2019年 大阪は「コレ!」

矢野新監督でタイガースは?/全線開業のおおさか東線
北の玄関口にヨドバシ梅田タワー/etc…

 クリスマスから正月に向かう年の瀬。今年は何かにつけて「平成最後の〜」の枕ことばが特別感を醸し出してくれる。今上天皇の生前退位は江戸時代後期以来、200年余ぶりだから皆さんはとてもスペシャルな時代を共有している。ちょっとゴージャス感漂う2019年、すなわち平成31年・新元号元年の出来事を先取りしてみよう。

新元号元年の出来事を先取り

南北2極軸から東西へ広がり


▲概要が発表された「クールジャパンパーク大阪(仮称)」のイメージ(劇場Aと多目的スペース)

 来年のゴールデンウイークは4月27日(土)から、陛下が退位される4月30日(火)と皇太子殿下即位・改元の5月1日(水)を挟んで、5月6日(月)のこどもの日振り替え休日まで政令で10連休となる。

 楽しいことばかりではなく、10月1日(火)から消費税が10%に。食品類などへの軽減税率採用でちょっとややこしそう。

 6月27、28日の両日、大阪・南港でG20(主要国・新興国)サミット首脳会議が開かれる。市民に何のメリットもなく、逆に各国首脳が大阪入りする20日前後から、市街地で突然の交通規制や駅コインロッカー使用停止など生活面でさまざまな悪影響が出て面倒。

 鉄道好きが喜ぶJRおおさか東線の全線開業は3月16日(土)。現在、部分開通している奈良線久宝寺駅-学研都市線放出駅間が、京都線新大阪駅まで一気に伸びる。東海道・山陽新幹線と直結だ。


▲仮称・ヨドバシ梅田タワー(引用資料 国土交通省)

 ターミナルでは、キタの玄関口にヨドバシ梅田タワーが11月開業。ミナミは同じく秋に、大丸心斎橋店本館の立て替えが終わり、道頓堀にあった寄席の角座は正月から心斎橋に移ってそれぞれ復活。忘れてはならないのが、JR大阪環状線・大阪メトロ中央線森ノ宮駅前に2月23日(土) に3劇場同時オープンするクールジャパンパーク。こけら落とし公演に明石家さんまが登場するのをはじめ、外国人観光客を意識した言語不要の多彩なショーが準備されている。

 大阪市は長く梅田中心のキタ地区と心斎橋・難波のミナミ地区の南北2極ターミナルだった。それが、大阪城エリアに複合施設ミライザ(天守閣前)、ジョーテラス(JR大阪城公園駅前)など次々と集客施設ができ東地区の拠点に。最後に残った西地区もベイエリア夢洲への2025年大阪万博招致成功で、前年開業のIR(統合型リゾート)施設完成と併せて一気に活性化を達成する。

 2020年東京五輪に伴い、「東京一極集中が進む」と危惧されたが、どうやら日本国推進役の両輪として大阪が再び立ち上がる日も近い。

大阪維新が心配のタネ

 来年は、12年に1度の「統一地方選と参院選が同じ年にある」ことになる。前回の2007年は第1次安倍内閣で、自公与党を足しても参院で過半数を割る大敗。結果的に年末に「おなかが痛い」と安倍総理が辞任、以後自民党は坂道を転がるように下野に至った。

 大阪では府議会、大阪市議会とも第1党は大阪維新の会が持ち、共に4月の統一地方選で改選。その所属の松井一郎府知事と吉村洋文大阪市長は12月に任期満了、11月にはダブル選になる。国政政党の日本維新の会も夏の参院選では、3年前と同様に大阪選挙区(定数4)で2議席確保をもくろむ。今年のハードルが3つもある維新の会は、選挙必勝のためテコとして使いたいのは「大阪都構想」実現への住民投票実施。2025年大阪万博招致成功の余勢をかって、知事と市長が都構想住民投票に動くのを、自民から共産までの反維新野党連合≠ヘもちろん与党の公明も強く警戒。しかし、大阪以外でほとんど広がっていない維新政治を継承維持し続けるには、これしか手がない。

 さらに今後の展開によっては、来年中に「改憲の是非を問う国民投票」をやりたい安倍総理と、与党公明党よりはるかに右寄りの維新の会が「大阪都構想住民投票」実現と引き替えに、手を握るサプライズもありうるから目が離せない。

大阪トレンドは「エンタ」と「胃袋」

 東京にない大阪の特徴は、エンタテインメントと味覚へのあくなき探究心。増え続ける外国からの旅行客も、大阪へはアジアが中心で遊びと味に貪欲でパワフル。同じ関西地区でも京都神戸とは異なる客層で、市場などの飲食店に追い風。エンタメは、日本一のお笑い総合商社・吉本興業が大阪発祥で今も多くのタレントを地元で抱える。長年の懸案だった大阪の夜観光≠、大阪城を使って一気に活性化した体験型ナイトウオーク「サクラルミナ」の企画運営など人々を喜ばせるノウハウをいっぱい持っているから頼もしい。

阪神、オリックス 今年は?

 最後はプロ野球。17年ぶり最下位に沈んだ阪神タイガースと4年連続クライマックスシリーズ(CS)進出を逸したオリックスバファローズ。ドラフトで両球団とも意中の1位選手を抽選で外し、外国人選手も大物獲得には至っていない。阪神はオリックスからフリーエージェント(FA)で西勇輝投手を獲得したが、過去にFA入団の投手で活躍できた例がない。オリックスも、その西投手流出に加え、投手陣の精神的支柱だった金子千尋投手の退団(日本ハム入り)とマイナス面の方が多い。ともに矢野耀大と西村徳文を新監督に迎え巻き返しを図る。西村監督は、千葉ロッテ監督時代に3位からCSと日本シリーズを勝ち上がって日本一になり、下克上を演出したやりくり上手。矢野監督も今季2軍監督としてファーム日本一になっており、ともにクレバー(賢い)野球に期待大。というか、今年よりはマシだろう。


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