2017/1/14

スポーツ産業を創出 

大商が新ビジョン発表


▲新ビジョンについて語る尾崎会頭

 「たんと繁盛大阪アクション〜最前線×最先端で、日本とアジアを牽引」−。これが大阪商工会議所の今後、事業運営の基本となる新ビジョンだ。2017年度から3年間で取り組む。スポーツ産業の創出を盛り込んだ点が最大の特徴で、中堅・中小企業の成長分野への参入支援に注力する。

 現在の「千客万来都市OSAKAプラン」(11年度から6年間)の後継ビジョンとして昨年末の常議員会で承認された。

 尾崎裕会頭は記者会見で「戦略フィールドとしてスポーツ産業に着目し、ライフサイエンスとの相乗効果で関西のリーディング産業に育てる」と語った。

 新ビジョンでは、大阪・関西の都市像を25〜30年ごろに、@日本の成長を牽引する最有力の「極」の一つAアジアのイノベーションハブ(拠点)にすることを描く。

 成果が上がるライフサイエンスやインバウンド(訪日外国人客)の分野などを発展させ、「ウェルネス加速」「インバウンドの増進」「マーケット創出」に戦略を分けた。

 拠点整備や産業集積を加速するライフサイエンス産業の深耕による、新たなスポーツ産業の創出▽買い物、食に焦点を当てた観光の本格的な産業化▽イノベーション・エコシステムの構築―といった「8つの戦略プロジェクト」、中小企業のビジネス環境を整備する「5つの基盤強化」を掲げた。

 具体的に新規16事業を含む60事業を推進。インバウンドでは、モデル商店街の取り組み支援や日本料理をテーマにしたIT案内システムを構築し、都市魅力の向上でなんば駅前の広場化実現を検討。市域での実証事業を推進し、ものづくりベンチャーの拠点「メイカーズ大阪(仮称)」や町工場ネットワークの構築、新ビジネスの創出を探る。