2015/6/27

高校生ほぼ全員 ケータイ所持

子どもとスマホ どう付き合えば?


「大阪の子どもを守るネット対策事業実行委員会(事務局・府青少年課)」調べ

 スマートフォン(以下スマホ)の急速な普及で、中高生などの間でさまざまなトラブルが報告されている。瞬時に情報を得たり、友人と連絡を取り合える便利さの一方、犯罪やいじめに巻き込まれるケースも。このため、大阪府は、有害なサイトへのアクセスを制限する「フィルタリング」機能の利用促進やネットリテラシーの向上を推進中だ。

 府は昨年12月、大阪市北区の市立北区民センターで「OSAKAスマホサミット」を開催。中高校生や保護者が、スマホの適切な使い方について、さまざまな角度から議論や報告を行った。会場に集まった教員やPTA関係者、中高校生など約240人が、スマホをめぐる問題について理解を深めた。

 注目されたのは、府内の小中高生約1万5000人を対象にスマホの利用実態を尋ねたアンケートの結果発表だ。

 アンケートは、サミットを主催した「大阪の子どもを守るネット対策事業実行委員会」(事務局・府青少年課)が昨年7〜9月に実施。調査人数は、小学生2706人▽中学生5238人▽高校生7317人。

 「自分の携帯の所持率」に関する質問では、高校生はほぼ全てがスマホを持ち、中学生も半分以上が所有していた(表参照)。

 「夜、何時ごろ寝ますか」との質問に午前0時より遅く寝るのは、スマホを持っている生徒が65・5%と最多。また、勉強に自信があると回答したのは、スマホ所有者が19・1%で最も少ないという実態が浮き彫りになった。


▲昨年12月のスマホサミットの開催に向けた準備作業で、意見を交わす中高生


使い方、自分たちで考える 中高生らが「スマホ宣言」


「大阪の子どもを守るネット対策事業実行委員会(事務局・府青少年課)」調べ
小学生2706人、中学生5238人、高校生7317人を対象に2014年7〜9月実施

 スマホ(スマートフォン)トラブルの一つに、有害サイトへのアクセスが指摘されている。誤ってクリックしてしまった場合を含め、アダルトサイトなどにアクセスしたのはスマホ所有者が30・1%、ガラケーが13・9%というアンケート結果も「OSAKAスマホサミット」で明らかになった。

 興味本位でのぞくケースが考えられるが、これに対し、有害サイトへのアクセスを制限する「フィルタリング」を設定していると回答したのは、スマホ所有者で34・2%、ガラケーは41・3%にとどまった。

 こうした現状を踏まえ、サミットは、中高生自身がスマホのトラブルの対応策を四つのポイントにまとめた「OSAKAスマホ宣言」を発表した。

 その一つが「あと10分、気付けばそれは1時間」(気を付けてても知らぬ間に1時間が経過。よほど気を付けないと使い過ぎになってしまいます)。

 二つ目が「SNSの『いいね』より、リアルの『いいね』をシェアしよう」(リアルでも『いいね』という言葉のコミュニケーションをシェアすることを心掛けましょう)。

 三つ目が「見ざる、聞かざる、広めざる」(必要のない情報は見ないようにし、話も聞かないようにし、広めないようにしましょう)。

 そして最後が「ネットより、リアルの出会い、大切に」(ネット上の友人より、近くにいる現実の友人を大切にしましょう)。

 コーディネーターを務めた兵庫県立大環境人間学部の竹内和雄准教授は「サミットを通してスマホの使い方に関して子ども自身が自分たちの問題を考え始めた」と意義を説明する。

 次回のサミットは12月に開かれる。


▲中高生による「OSAKAスマホ宣言」

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