2015/4/11

KEY PERSONS 地域のキーパーソン

大阪弁も飛び出す英会話教師

コスモインターナショナルランゲージスクール

ペリーチンヤマさん

 身振り手振りを加えて、大阪弁丸出しの冗談が飛び出す。大声で笑い、時として激しく落ち込む。そんな正直な姿に子どもたちが心を開く。レッスンは会話中心。おとなしい子も笑顔につられて、徐々に積極的に話すようになる。グループのレッスンが活気付き、生徒らがいつのまにか友だちになっている。これがコスモILS(インターナショナルランゲージスクール)のレッスン風景だ。

 アメリカ西海岸、サンフランシスコ育ちのクリスチャン。高校卒業後、中国の大学へ入学し、卒業後は中国の官僚の卵にビジネス英語を教えた。同じく中国留学中の大阪出身の智絵さんと結婚後、関目で英会話スクールをはじめたのが14年前だった。

 「みんなと一緒だから大丈夫」という空気に流される甘えは見逃さない。日本国内ならば普通のことでも、海外では危険な目にあうこともある。多くの外国人は宗教観を軸に生きる目的をはっきり持 っている。「なぜ英語を学ぶのか?」を伝え、「やると言ったのになぜやらない?」と「なぜ」を大事にしている。

 悪い芽は早めに摘んでおこうと生徒を時には厳しく叱りつける。「大事なことはゴールや目標を決めてがんばること」とニコニコ。「英語が話せるだけではつまらない。英語を重要な武器として相手の背景まで心を配って知ることができたら、真の国際人やね」とアドバイスする。


「京橋しゃべり場!」発足

大京商事 専務

鷲見慎一さん

 京橋というエリアで不動産の賃貸、売買、仲介、管理、企画などの業務管理をしていて考えるのが「京橋のブランドネーム力を上げたいね」。ここ数年、北区のグランフロントや天王寺のあべのハルカス、そして外国人も多く足を向ける日本橋、黒門市場など、新しい試みで街が活性化し、人々のイメージも変化してきている。京橋といえば、立ち飲みやグランシャトーなど「おじさんの街」のイメージが強いが、京阪高架下や西の片町エリアには女性にも人気の店も多く、京橋も変わりつつある。

 「四つの駅があり、多くの人が毎日利用している。通勤に使う通り過ぎる街でなく、立ち寄りたくなる街に仕掛けていきたい」との思いで3月20日、大京商事(東野田町2丁目)に「京橋しゃべり場!」を発足させた。参加資格は「京橋を好き」。先輩らが守ってきた京橋を若い力で活性化したいことから40代までに限定した。

 発足日には若者20人が集まり、京橋を語り合った。「ここは意見交換をするだけでなく、小さい事からでもプロジェクトを組み、何かを実現して行く場にしたい」。今後は月1回のペースで開く予定にしている。


昭和歌謡で青春をもう一度

昭和歌謡教室 講師

仁井美弥子さん

 鶴見区民センターでは、毎日のように講座やイベントが開かれており、地域住民の交流や活動の場となっている。数ある教室の中で特に人気を集める「昭和歌謡教室」の講師を務めている。

 学生の時に声楽を学び、オペラの経験もある音楽家で、学校卒業時から個人で音楽教室を運営してきた。「昭和歌謡教室」は同センターからの依頼で企画。「青い山脈」「高校三年生」「星影のワルツ」などの往年の名曲をピアノ伴奏だけで歌うシンプルな講座だが、昨年から7回開催され、参加者は常に100人をこえる盛況ぶりだ。

 うまく歌うことより、気持ちよく歌うことに意識を注ぐ。「心の開放感」がテーマだと言う。まずは、体操やストレッチでじっくりと体をほぐす。発声練習では、ユーモアを取り入れ、心をほぐす。ホールで歌う気持ち良さが癖になり、常連になる生徒も多いという。今後はステージの上で歌う喜びを提供することを目標にしている。

 今月29日同施設で行われる「鶴見区民センターまつり2015」でも体験講座として参加。「青春時代を思い出して、ホールで高らかに歌う気持ち良さを伝えたい」と意気込んでいる。


城の魅力を絵で表現

南京都学園副学園長 高槻市少林寺拳法連盟会長

田邊眞裕さん

 「姫路城を描いたのがきっかけですね」。先月8日まで京阪守口駅前「テルプラザ」1階にある大阪国際学園COC地域交流センター「くすくすひろば」で「素描

 現存十二天守閣展」を開き、日本人の心の琴線に触れる城の魅力を紹介した。

 高校生のころから城が好きであちこちの城を訪ね歩いていたという。

 2009年から、勤務先の南京都高等学校のビスタ(観光)コースの生徒のために姫路城を皮切りに名城を描きはじめ、松本城、彦根城、犬山城の4城と国宝御殿を持つ二条城を描き、「素描

 日本の城−国宝五城を訪ねて−」を出版。

 さらに、備中松山城、松江城、高知城など重要文化財8城を描き「同U−重要文化財八城を訪ねて−」として続編を出した。

 「学校の休み期間を活用して」北は青森から四国・松山の宇和島まで国宝・重文あわせて現存する十二城の名城を描いた。

 「絵はまったくの素人。自己流です」と謙そんするが、田邊さんが描く城は雄大な構図の中、墨画の持つ朴訥(ぼくとつ)な味わいを感じさせてくれる秀作が並ぶ。

 次なる目標は「目は難しいけど仏像写生に挑戦したい」。いつも笑顔を絶やさない田邊さんの性格を反映した温か味の感じる仏像画が誕生しそうだ。


町家で心も体も癒やして

特定非営利活動法人「町家クラブゆるり」代表

柴野奈津子さん

 戦災を逃れた千林の東、清水2丁目の住宅街に残る町家をカフェやサロン、ギャラリーという癒やしの場≠ニして開放する一方、介護に関わる支援サービス事業を展開している「町家クラブゆるり」。庭をながめながら、冬は掘りごたつ、夏は庭から抜ける風を感じ、ゆったりとした時間を過ごせば「心も体も癒やされた」と、訪れた人が帰り際に告げる隠れたスポット≠セ。

 児童から高齢者まで、地域や労働も含めた広範囲の「福祉」一筋で、32年間仕事をしてきた。在職時から「退職後には実家をグループホームに」と夢を描き、母親にも頼んでいた。ところが実家を訪れた人たちが「庭を見てゆっくりできれば」と口にした。母親の死後、実家を「地域の人たちが気軽に利用できる場にしよう」と気持ちをコミュニティーサロンに切り替えた。

 「癒やしの場」として大切な古い町家の香りを残すことを重視すると同時に、耐震工事を施した。「住み慣れた地域で、心豊かに生活を」をコンセプトに、落語会「清水ゆるり寄席」やハープ、津軽三味線、琴などの演奏会といった音楽イベントを積極的に開いてきた。また芸術家の活動支援にと、いろいろな作品を展示するギャラリーとしても活用している。

 一方、介護事業も「居宅支援」「訪問」「予防サービス」に加え、介護保険では賄えない「法事や買い物、観劇などに同行」するサービスも提供している。「身近なところで文化を楽しみ、困ったことは相談できる」地域の拠点づくりを目指して9年目を迎えた「ゆるり」。「お茶を飲みながらの笑い声が聞こえてくる時が最高」とほほ笑む。

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