2014/12/13

KEY PERSON 地域のキーパーソン

不死鳥のごとく復活したサムライファイター

誠至会所属 キックボクサー

佐々木 誠さん

 最終ラウンドのゴングが鳴った。それは4年ぶりの復帰戦が終わった瞬間だった。リング上で鬼神の表情を浮かべていたキックボクサー佐々木誠さん。度重なるけがに悩まされ、表舞台から遠ざかっていたが、11月2日、ニュージャパンキックボクシング連盟「誠至会主催興行」で「不死鳥」のごとく復活を果たした。この日のために8キロの減量をした37歳の佐々木さんは出場者の中では最年長だった。

 試合結果は判定負け。しかし、微塵(みじん)も下を向くことはなかった。「2ラウンド目にようやく感覚がよみがえりました。体力的にきつかったがまだまだやれる」と意欲的。「こんなんで終わるのはいやだ」と早くも次戦に向けて武者震いしていた。

 24歳の時、夢中になれることを探していた時、友人から誘われたのが格闘技を始めたきっかけであった。それ以来キックボクシングにのめり込み、毎日きつい練習に励んだ。デビュー戦は27歳の時で、プロ戦績は4勝4敗1分。

 けがをしてからは、復帰を目指す傍ら旭区の江野公園中宮集会場で、キックボクシング道場「武士道」を主宰。「礼儀を学び、自己を守るすべを教え、健全な青少年育成を目指しています」と、子どもから大人まで、強くなりたいと願う生徒に日々指導をしている。

※写真は一部加工してあります


しゃぶしゃぶプロジェクト

バードランド鶴見店 店長

野口貴史さん

 鶴見区鶴見1にあるパチンコ店併設の飲食店「バードランド鶴見」。パチンコ店の飲食は、「早い、安い」の形態が多い中、同店の目玉は「ひとりしゃぶしゃぶ」。ゆったりと食事を楽しむのがテーマ。

 別店舗で、パチンコ客以外の利用が多いことに着目し、飲食店として独立できるほどの店を作ろうと3年前にオープンした。そこに白羽の矢がたったのは現在同店店長の野口貴史さん。「しゃぶしゃぶ」を知るために、大阪の某老舗しゃぶしゃぶ専門店に修業へ出るところから「しゃぶしゃぶプロジェクト」が始まる。「薄く切って湯にくぐらすだけではない」と奥の深さを痛感した。修行の努力が実り、ゴマダレの使用を許された。

 専門店の味を再現するために一人用の鍋やコンロの調達。子どもでも安心して楽しんでもらうた めに、IHコンロにこだわったが火力が足りない。探し回ったあげく、現在では市販されていない強力な火力のIHコンロを確保することができた。店内も明るくオシャレなイメージに。

 また、使用する肉は「脂の入り具合が最適」とA5ランク佐賀牛のクラシタという部位を選んだ。努力の甲斐(かい)あって、初めて食べた人は、想像以上の味に驚くことが多いという。最近では同窓会などの予約が入るようになってきたが、「まだまだこの味を伝えないと」と、もっと地域の人に利用してもらい、最終的には東京での出店が目標だという。


常に地域にこだわる和菓子を

御菓子司梅屋 創業者

谷口忠良さん

 「楠根川」「京街道」「城のひがし」、区制70周年記念で誕生した「城北川」、さらに1年前には究極≠フ「がもよん」と、蒲生4丁目の和菓子屋「梅屋」の店頭には、この地をこよなく愛する店の思いを形にしたまんじゅうや三笠≠ェずらりと並ぶ。

 1952年、親戚の紹介で働くようになったのが、現在地から少し南の新喜多大橋近くにあった公設市場内の和菓子屋だった。市場が廃止され、独立後も近くに店を構えた。一時期、市議の運転手を兼業していたこともあって「地域との付き合いが大事」が身に染み付いている。

 かつて地域を流れていた「楠根川」を生み出し、地域の会館で近所の主婦らに和菓子教室≠6年ほど続けたのも、「何よりも地域が一番」との姿勢からだった。

 支店として2代目の長女がやってきた現在地の店に統合して2年半になる。地域への強い思いは2代目にも引き継がれている。この13日には「若宮八幡大神宮」で、がもよんプロジェクトのイベントとして行われる「もちつき大会」に全面的に協力するなど、地域へのつながりは強固だ。

 今も「何か地域に合ったものを」と常に考え、時間があればヒントを求めて、デパートの菓子売り場をウロついているという。

 家族は「次々と新しいものをつくるため、もうこれ以上、種類を増やさないで欲しい」とひそかに訴えるが、「趣味はまんじゅう」と言い切るだけに、まだまだ今後も増えそうだ。


人と人とのふれあいを大切に

守口市赤十字奉仕団委員長

佐々木佐智子さん

 「身近な奉仕活動を通して地域住民の笑顔につながれば幸いです」

 今年結成65周年を迎えた守口市赤十字奉仕団の委員長として赤十字の事業資金となる「社資募集運動」をはじめ「災害救護活動」「献血推進」「赤十字健康生活支援講習・救急法などの普及」―をボランティアで行っている。

 今年11月、大阪市内で開催された2014年度「大阪府赤十字大会」では60年間連続で社資募集目標を達成したとして表彰された。現在、佐々木委員長のもと、764人の委員らが赤十字の人道博愛の精神に基づいて諸活動を実践。

 特に年末から年始にかけては血液不足になることから「献血の普及に力を入れている」が、気になるのは若者の献血離れ≠ニいう。

 一方で、「守口には子育て支援の歴史がある。今後も人と人とのふれあいを大切にささやかでも奉仕活動を続けたい」。


元気にする歌の力を届けたい

ヒューマンノート 指導者

佐々木佳代子さん

 7〜70歳までの約700人の一般人シンガーが所属する「ヒューマンノート」というグループで歌を指導し、自身もシンガーとして、サポートをしている。

 グループはシンガーソングライターの寺尾仁志さんがディレクションし、関西を中心に活動。「歌の力で元気にしたい」と、病院でのコンサートや院内学級の子どもらとの交流、宮城県南三陸町を中心に東日本への支援など、歌を届ける「ホスピタリティー活動」を行う。また年間70の小学校を訪問し、活動は海外にも及ぶ。現在、都島区のメンバーは9人で同区民センターで、月2回レッスンをしている。

 「歌のある日常は数倍楽しい生活になる。歌を一緒に練習することで目標もでき、情報交換ができる。ステージに出て歌った後は、自分の成長が感じられる。1人では何もできないけど、たくさんのつながりで大きなことにたずさわり、歌を楽しみながら誰かの役に立てる。そこが魅力」と笑顔をみせる。

 子育て主婦で、同じ立場の主婦の相談にも乗る親しみやすいキャラクターで、「初心者大歓迎、一緒に歌いませんか」と呼びかける。

今週号

PCでも紙面が
そのまま
閲覧可能です。
【京阪版】
【市内北東部版】

スマートフォン用
【京阪版】
【市内北東部版】

畑山博史のわかるニュース

おやこ新聞

読者プレゼント

中学入試問題

読者アンケート集計結果

間違い探し

情報提供フォーム

鳥取発!紙上ショッピング

都島ドット・コム

ニーズサービス