2014/6/28

KEY PERSON 地域のキーパーソン

積極的にチャリティーを

チャリティデザイナー

津柳 徹一 さん

 鶴見区の市立榎本小学校の校庭で、ワールドカップの成功を願って傘を使った大きなサッカーボールの「地上絵」を描くアートイベントが行われた。同小学校の児童と保護者らが参加し、使用した1000本以上の傘はバザーなどで販売され、売り上げはブラジルの貧しい子どもを支援する団体などに寄付された。この企画を実行した。

 鶴見区で生まれ育った。

 今年の5月から「チャリティーデザイナー」としての活動を始める。きっかけは東日本大震災。被災によって失われたささやかな願いをかなえることができればと「ねがいごと、100こ。プロジェクト」を企画。被災地に出向き願い事を募り、ブログで支援者の資金提供などを得て、震災翌年の3月に100個目の願いをかなえ、企画を達成させた。この経験を基に「地元の力になれば」と地域活性につながるイベントを模索する。

 「良いものを作るためには、目を閉じてはいけない。目をそらしてはいけない事もあります。そのためのゴーグルです」と、トレードマークのゴーグルをかけて、次なるイベントを計画中だ。


「エレキで踊ろう!GO!GO!カーニバル」陰の立役者g

果物屋「店善」店主

奥本善四郎 さん

 「男気」。「粋」。そんな言葉が似合う果物屋「店善」の4代目。やんちゃもしたが、面倒見がよく、人望も厚い。「エレキで踊ろう!GO!GO!カーニバル」は、「存在をもっとアピールしたい」と「千林くらしエール館」から相談を受け、始まった。

 エール館には楽器もあり、設備も整っている。使われないのは「もったいない」と思った。地の利、人の和を生かし、采配を振る。バンドの手配は東大阪でライブバーを営む古くからの友人に、駐車場やお手伝いは地元の人にお願いするなど、ここに根付いている奥本さんでなければできなかったことも多い。

 「こんな時代だから『笑うこと』を忘れた人もいる。そんな人が楽しんでくれたらうれしいし、その人、その人の意外な一面が見られるのも面白い。予想外だったのは、ミニ同窓会みたいなものが会場のあちこちで見られたこと。そういう機会になったことも良かった」。

 今後については「まずは来年。それ以降については、要望があれば」という。「久しぶりに笑ったわ」「来年もまたやってな」。この声を聞くと奥本さんは動いてしまう。


映画を愛するイベント屋さん

市生涯学習情報センター(ムーブ21)館長

町中 俊文 さん

 映画好き≠ェ高じて、そのまま イベント屋≠ノなり、すでに30年を超えた。

 4年前から館長を務めている「ムーブ21」では「大学の先生の講座といったアカデミックなものから、カラオケ大会など大衆的なものまで」、ラインアップされたイベントは幅広い。「(いろいろな遊び道具が放り込まれた)おもちゃ箱の方が(施設は)活性化する」との思いからだ。

 「ムーブ21」には21年前の開館時に、「守口文化センター」から移り、参加している最古参メンバーのひとり。当時は「大日って、どこや」と言われるほど知名度も低かった。イベント屋≠ノとって「一番、難しいのが集客」だが、そのため問われる企画力にプラスしたのが、趣味だった。

 大学時代に映画研究会で「まだビデオがなく、見たい映画は自分たちで探してくるしかなかった時代だった」ことから、盛んに自主上映会を開いた。その経験があって、前の文化センター時代には「おおさか映画祭」を誘致し、一時は「守口は映画の町というイメージ」をつくりあげた。

 「当時、大日には映画館が一軒もなかった。めったに見られない懐かしい映画を企画した」。高齢者が多かった当時の土地柄にマッチした。さらに喜ばれる「落語会」を加え、当初の2大看板にした。

 今では、この4月に千回記念公演を迎えた「土曜ステージ」(ロビー無料開放の音楽などの場)や併設のプラネタリウムを使った音楽会、今年10月に開く予定の弁士付の無声映画会など、同センターならではのユニークな企画がめじろ押しだ。

 そして「団塊の世代への応援する、かつてのグループサウンドを集めた一大イベントをいつかやってみたい」とまだまだ乗りの良さは衰えていない。


発足した「片町向上委員会」メンバー

イタリアンダイニング・Luce経営

北 公則 さん

 「京橋の西の端っこ」が「片町」。ちょうど京橋から天満橋の間にあるが、今、新しいエリアとして、若者を中心に注目を集めている。

 「片町向上委員会」が立ち上がったのは、この4月。できたてほやほやの委員会だ。このエリアでお店を営業している仲の良い7店舗(フォルテッシモ・炎・セボン・ルーチェ・らくだや・フィンバーファイブ・チチカブ)で結成。リーダーなどは作らず、片町エリア全体を盛り上げようと発足させた。

 その委員の一人として、この片町でイタリアンの店を経営している。34歳。「たまたま、30代のオーナーが同じ時期にお店のオープンが重なり、これから自分のお店も、この町もにぎわってほしい思いが同じだったのがきっかけ。町全体を盛り上げる企画など、何かできないかと言う話が出ていたので、自然に委員会ができてきた」と語る。

 ターミナルである京橋周辺の店はにぎわっているが、少し離れた片町までやってくる人は少ない。だが訪れてみると、京橋のはずれは個人オーナーでも物件を入手しやすいため、個性的な店が多くて面白い。

 「大阪城ホールなどの集客施設から近い。片町の利用が増えれば、京橋から天満橋までの導線もできる。休日には、大阪城から片町まで散歩し、カフェで休憩して、京橋で少し遊んで帰る。こんな感じで使ってもらえるといいですね」。

 まだ一歩踏み出したばかりだ。「この委員会がどう変化していくのかも楽しみ」としている。


海外で活躍する子どもたちを育成したい

暁塾代表

山本 理 さん

 城東区関目1丁目の学習塾で英語教室を始め、小学生から社会人まで幅広い世代が受講している。「日本の中学1年生が学んでいる英語は、海外の小学3年生が習う程度のレベルです」。

 大学在学中に始めた家庭教師の経験を生かし、5年前、鶴見区横堤に「暁塾」を開校した。外交官であった曽祖父のように、海外で活躍する子どもたちを育てたいと意気込む。

 英語ばかり重視しているのではない。直木賞作家邱永漢さんの「ハイQ」でコラムを連載する経歴の持ち主。入試問題の小論文対策や、塾内に書籍コーナーを設けるなど、子どもたちの国語力向上にも力を入れている。

 定期テスト当日の朝と昼の勉強会を開いたり、将棋を教えることもある。面倒見の良さがうかがえる。



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