週刊大阪日日新聞

2008/11/15

これが「独居房」だ

管理、警備が厳しいことで名高い大阪刑務所
定員オーバー続き、2段ベッドで相部屋に


▲大阪刑務所には3000人の受刑者が暮らす

 収容される刑務所。受刑者以外にはうかがい知れないだけに、どのようなところなのか「知りたい」のが人の常。そんな折、堺市田出井町の大阪刑務所で開かれた「関西矯正展」で模擬の「独居房」が公開された。

 大阪刑務所は常時3000人を超える受刑者が暮らすマンモス刑務所で、多くが「犯罪傾向の進んだ成人男子と、日本人と異なる処遇を必要とする男子外国人」となっている。かつての美しい赤レンガも2000年に白い建物に生まれ変わったが、一般社会と隔てる高く長い塀は健在で、数多い日本の刑務所の中でも管理、警備が厳しいことが、受刑者の間では名高い。


 独居房は3畳ぐらいの広さ。このところ受刑者の増加が著しく、同刑務所でも定員(2704人)を 大きく上回って収容されており、共同室、つまり雑居房だけでなく、独居房もオーバー状態が続いている。このため通常は床にフトンを敷いて寝ているが、現在は2段ベッドが入り、2人部屋になってしまっている。

 便器と流し台、机もあり、ベッドが置かれていると、一層狭く感じられる。驚いたのはテレビがあった ことだ。もっとも見ることができるのは、夕食後の午後7時からの2時間だけだが。このほかフトン、座布団、ホウキとチリトリ、ヤカン、歯ブラシとコップ、洗面器などが備えられている。

 ちなみに受刑者は午前6時40分(休日は同7時10分)に起床。基本的には月−金曜日、所内の工場で8時間労働し、昼食は工場で。午後8時に就寝。運動は毎日30分間で、入浴は7−9月の夏3カ月が週3回、それ以外の期間は週2回。これが受刑者の1日だ。


▲高く長い壁が続く。脱走は無理

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