2008/10/18
いじめの温床 許さぬ 「学校裏サイト」データベース公開
高い反響、抑止力期待 保護者らも閲覧可能に

▲いじめの温床になっている学校裏サイト
いじめの温床と指摘のあるインターネット上の「学校裏サイト」をめぐり、約11万件を閲覧できるデータベースが注目されている。「全国webカウンセリング協議会」(東京都)が運営。教育関係者に限定して登録を受け付けたところ、1カ月で約3700件(大阪府2%)の申請があり、反響の高さを受けてPTAや保護者も登録可能にしていじめの抑止効果を狙っている。
「あいつはうざい」「死ね」−。ときには個人名を出して誹謗(ひぼう)中傷し、深刻ないじめにもつながっている学校裏サイト。生徒レベルでも容易に開設や運営ができるため発見方法が課題となっていたほか、学校の教諭らが関心を持っていないなどの問題があった。
また、同協議会は、文部科学省の全国実態調査で見つかった約3万8000件を「実態とかけ離れている」と懸念。これまで取り組んできた調査や情報提供などで蓄積されたデータベースを公開することにした。大阪だけで学校裏サイト数は約4700件に上っている。
データベースは随時更新し、サービス開始後も5000件のサイトを発見。公開につなげている。
「予想を超える登録申請 のペース」で、安川雅史理事長(43)は「危機意識を持っている学校が増えてきたのでは」と指摘。1カ月でアクセス総数は約13万件に及んでいる。
問題のあるサイトについては、同協議会に相談すれば、学校に代わって削除依頼も行う。全国から寄せられた削除依頼数は197件。このうち大阪からの削除依頼は12件あった。
PTAや保護者からも多数の問い合わせがあったため、今月9日から登録を受け付けている。
安川理事長は、子どもたちに「大人が見ている」という意識を持たせる必要性を強調。「大人のパトロールで、自分たちの学校は自分たちで守るという思いを持ってほしい。学校が真剣になれば抑止効果につながる」と登録を呼び掛けている。
問い合わせは電話03(3535)0511、同協議会へ。
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