2020/3/12
西条農高生考案のサンドイッチ あすなろベイキングカンパニーで商品化
うまいもん甲子園で準優勝

▲2種類が入って390円の西農ポークサンド

▲西農ポークサンドが売られているあすなろベイキングカンパニーを訪れた三宅さん(左)と常友さん
広島県立西条農業高校畜産科の生徒が考案し、昨年の「第8回ご当地!うまいもん甲子園」で準優勝したサンドイッチが商品化され、「西農ポークサンド」として東広島市西条土与丸のあすなろベイキングカンパニーで販売されている。3月29日までの土日祝限定。
サンドイッチの具材には、同科の生徒が校内で育てた豚肉を加工した厚切りベーコンと、皮なしソーセージのサルシッチャを使用。厚切りベーコンには県内産のニンジンで作ったサラダを、サルシッチャにはレタスとトマトソースをそれぞれ合わせ、三原市大和町産のハトムギ粉を使ったクルミ入りのパンに挟み込んだ。1パックに2種類入って、価格は390円(税別)。1日限定30食。
同科では、廃棄される麦茶殻を発酵させ、食品残さ飼料(エコフィード)として豚に与える研究を進めている。今年3月に卒業した三宅思乃さん(18)、安本彩乃さん(18)、常友美輝さん(18)が「自分たちが育てた豚肉をもっと知ってもらいたい」と、うまいもん甲子園への出場を決意。「SDGs(国連の持続可能な開発目標)」への貢献をコンセプトにレシピを考案した。
同店の大野孝之代表(54)は「西農ポークを応援して地域を盛り上げたいという思いから商品化を決めた。午前中には完売する反響ぶり。生徒が愛情を込めて育てた西農ポークを、地域の皆さんに食べてもらいたい」と呼び掛けている。
三宅さんたち3人は「私たちがいちから考案した商品がパン屋さんで商品化され、たくさんの人に知ってもらえてうれしい。サンドイッチを食べてもらって、西農ポークや私たちのSDGsの活動を知ってもらえたら」と話していた。
(茨木)
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