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2019/12/19

秋の叙勲 喜びの声 

瑞宝単光章 元東広島市消防団副団長 土居則行さん(70)


どい のりゆき
1949年、安芸津町生まれ。呉工業高卒。71年12月に消防団入団。96年〜2009年まで副団長。03年に広島県知事表彰、09年に消防庁長官表彰受賞。90年〜「万葉火」実行委員会会長。98年〜保護司。10年〜安芸津町観光協会会長。

秋の叙勲の受章者に喜びの声を聞きました。
※紹介は順不同。年齢は受章当時

「万葉火」の立役者
地域の活性化と防災・減災に尽力

 高校卒業後、建具の製造などを手がける木工所の2代目として働きながら、38年間の長きにわたって消防団員として地域の防災・減災に尽力した。「周囲に支えられてここまで来た。感謝の気持ちでいっぱい」と目を細める。

 「出初式に出ないか」と誘われたのをきっかけに、22歳で入団。「瀬戸内海沿岸は空気が乾燥するため山火事が多くて、日頃の訓練も山火事を想定した実戦訓練がほとんど。海沿いなので、台風の被害も大きかった」と振り返る。忘れられないのは、風害と高潮が重なり、町が甚大な被害を受けた1991年9月の台風19号。「夜に来た台風で、仲間と朝まで町を巡回した。高潮で国道が水浸しになって、船が陸に乗り上げていた」。94年8月にあった竹原市の大規模な山火事も印象深い。周辺の消防団員が総動員され、数日に及ぶ長期戦になった。班長や分団長に就任してからは、団員の安全や健康にも配慮した。「命令を出す時に的確に判断しなければ、団員がけがをするかもしれない。常に気を配っていた」という。

 班長をしていた38歳のころ、地域を活性化しようと「京都五山の送り火」を参考にした「万葉火」を構想。他の若い団員らと京都の「左大文字」を訪れ、火文字の技術を習得した。約3年がかりの90年、風早地区にある保野山の東斜面に「万」の字をともした。人手不足などで断念した年もあったが、実行委員会の会長として「万葉火」をけん引。安芸津町の秋の風物詩として多くの人に愛されるイベントに成長させた。その後、96年に副団長に就任し、2009年に59歳で退団した。

 退団後は、「万葉火」実行委員会会長と安芸津町観光協会会長、犯罪や非行をした人の更生を助ける「保護司」などを兼任しながら忙しい毎日を送る。今後は「観光資源である海を利用した地域の活性化に尽力したい」と目を輝かせる。

(茨木)


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