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2019/5/23

着任から2カ月 浜本博志東広島警察署長に聞く

防犯 事故防止 キーワードは「自助」「共助」!

 事件・事故の発生件数が減少する中、さらに被害を防いでいくには。今年3月に着任した浜本博志東広島署長に、東広島市の印象や、今後の意気込みを聞いた。(橋本礼子)


profile
はまもと・ひろし 56歳。山口県出身。災害対策官、三原署次長、県警本部地域課次席、福山東署副署長、県警本部生活環境課長を経て、今年3月11日から現職。座右の銘は「人は自分を映す鏡」。趣味はJリーグ観戦と国内旅行。

管内の交通事故 「県内で3番目に多い」

 東広島に来て印象的だったのは、登下校の見守り活動や防犯パトロールをしている地域住民の姿。東広島署管内の事件・事故の件数は年々減少しており、地域の皆さんの地道で熱心な取り組みが防犯や交通安全につながっていると感じた。

 ただ、特殊詐欺は手口を変えながら後を絶たない状況で、署管内でも昨年中に21件発生し、2190万円の被害が出た。また、昨年中の交通事故の発生件数は、人傷、物損共に県内で3番目に多かった。自分の命や財産を守るための意識が高まるよう、取り組んでいきたい。

人身交通事故 第一当事者の年齢別

2018年、東広島署

20代が最多

 過失の最も多い第一当事者を年齢別でみると、他市では高齢者が最も多いが、東広島署管内では20代が最多。

防犯・事故防止のポイント 「自分を守る得意技を」

 私は長年、「自助」「共助」を自身の行動や啓発のキーワードにしている。防災を考えるときに使用される言葉ではあるが、防犯・事故防止にも当てはまる。

 「自助」は、自分を守るための110番や家族への相談、運転時の安全確認、災害時の速やかな避難な ど。「共助」は、地域での見守りの声掛け、普段からのコミュニケーションなど。

 いずれも当たり前のようなことだが、全てをいつでも実践するのは難しいと思う。「どんな時でも適切な車間距離を保つ」など、一つの得意技≠決めて、実践してほしい。

刑法犯認知件数

各年1〜3月、東広島署

住居侵入が多発

 刑法犯の認知件数は全体数は減少しているが、今年1〜3月に侵入窃盗、住居侵入が計28件発生。昨年同月に比べ15件も増加している。被害に遭った住居の25%が無施錠だった。

今後の意気込み 「話がしやすい署に」

 不安があるとき、おかしいなと思ったときに、気軽に相談ができる、話がしやすい署にしたい。「警察への相談はためらいがある」という声を耳にするが、110番や警察相談専用電話「♯9110」を活用してほしい。「してはいけない相談」はない。

 また、 地域、企業、学校などでの防犯教室、交通安全教室を積極的に行い、市民の皆さんに気軽に相談してもらえる関係を築いていきたい。

 東広島市に住んでいる人、通勤・通学している人に、安全・安心を実感してもらえるよう、取り組んでいく。


記者の目

 「軽妙な語り口」の浜本署長。聞けば落語好きで、駐在所時代に、交通安全や悪質商法をテーマにした漫談を作り、地域の集会所などで披露していたという。「楽しく聞いてもらって、防犯・事故防止につながる言葉を一つでも持ち帰ってほしいという思い」から。文字では伝わりにくい語り口は、FM東広島の番組でぜひ、お聞きいただきたい。


FM東広島(89.7MHz)
5月24日(金)18時〜、浜本署長のインタビューを放送
5月27日(月)17時〜、再放送


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