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2019/5/9

ラジオ講座「学びの時間」 5月10日〜5月31日

サンフレッチェ広島 誕生の振り返りと躍進への期待

 広島大学OBの教職員らでつくる「広大マスターズ」の会員を講師に迎えた週1回のラジオ講座を放送します。テーマは生活、地域社会などで、全4回。5月9日〜30日の内容を少しだけ紹介します。

今回の講師 菅川健二さん

すげかわ・けんじ 地方自治、行政法学が専門。自治省(現総務省)を振り出しに広島県で総務、企画、商工労働、教育行政に携わる。(株)サンフレッチェ広島(初代)取締役、広島県体育協会顧問、参議院議員、広島大学客員教授を歴任。

 サンフレッチェ広島は、平成の初期、プロサッカー「Jリーグ」の発足当初から、いわゆる「オリジナル10」と呼ばれるチームの一つとして参加し、今日までJ1優勝三回と活躍しています。令和の時代を迎え、快進撃の今、サンフレッチェ広島誕生の当時を振り返り、チームへの一層の愛着と、サポーターの拡大に役立てば幸いです。

広島県はサッカー王国

 広島県は、古くからサッカー王国と呼ばれ、高校サッカーをはじめ、実業団では、日本サッカーリーグの草創期にマツダが4連覇を果たすなど、全国的に大きな存在であった。

 1991年プロサッカーとしてのJリーグの発足に際し、全国10チームで実施する方針が決められた。全国展開のバランス上、中四国、九州地方では唯一、マツダの参加が当然視されたが、単独では財政負担などで困難であり、関係団体に協力を要請された。

財界・行政・県民三位一体の球団設立

 県サッカー協会や県民の強い要望に、県が積極的に協力し、球団を経営する新会社が設立されることになった。92年4月、地元企業など47団体が出資し、資本金12億1000万円の「株式会社サンフレッチェ広島」が設立され、次いで、ファンクラブが結成された。

 球団設立に際し、スタッフや選手の大半は、マツダの実業団チームから移籍。

チームの名称の決定


サンフレッチェ広島のマスコットキャラクター

 チームの名称は、Jリーグの方針として、地域と密着したスポーツを表現するため、地域名+ニックネームとされた。

 そこで、名称を一般に公募し、その中では、広島にゆかりの深い戦国武将・毛利元就の故事にある「三本の矢」にちなんだものが多く、関係者が調整した結果、「サン」(日本語の三)+「フレッチェ」(イタリア語で矢)」という造語に決定された。

新スタジアム建設への期待

 ホームグラウンドは、広島には専用のサッカー球場がなく、当初は広島市観音の県営総合グラウンド陸上競技場、その後、広島広域公園陸上競技場(広島ビッグアーチ)、「エディオンスタジアム広島」)が使用されている。

 93年、Jリーグ開幕後、一時の経営危機を克服し、20年目の2012年J1初優勝以来、現在まで優勝3回と活躍している。

 球団発足当初からの地域に根差した経営体制、育成型選手養成システム、強力なサポーターの後援会などの結実である。

 このほど、新しいサッカースタジアムが広島市中心部の中央公園に決定したことにより、サンフレッチェ広島のさらなる躍進の契機となることを期待したい。

サッカーJリーグ オリジナル10(チーム呼称)

・鹿島アントラーズ
・ジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド千葉)
・浦和レッドダイヤモンズ(現・浦和レッズ)
・ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)
・横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)
・横浜フリューゲルス(横浜マリノスと統合)
・清水エスパルス
・名古屋グランパスエイト(現・名古屋グランパス)
・ガンバ大阪
・サンフレッチェ広島


FM東広島 放送スケジュール

FM東広島(89.7MHz)で菅川先生の講座を放送します。それぞれ、日曜日17時〜、再放送をします。

第1回 5月10日(金)12時〜
広島はサッカー王国 Jリーグの発足と参加への誘い

●Jリーグ発足の背景 ワールドカップ日本招致の促進
●参加条件とオリジナル10への誘い―実業団での実績、地域的なバランス―

第2回 5月17日(金)12時〜
球団の設立 財界・行政・県民三位一体の体制

●球団設立と広島県の役割
●地元で出資企業を募り、資本金を確保、県・広島市も応分の負担
●スタッフ、選手の大半はマツダから。森保一も一員
●ファンクラブの結成

第3回 5月24日(金)12時〜
チームの名称「サンフレッチェ広島」の決定

●Jリーグの方針、地域名+ニックネーム
●公募に約8000件の応募
●地元の戦国武将、毛利元就の「三本の矢」に由来
●チームカラーは紫

第4回 5月31日(金)12時〜
ホームグラウンド、その後の展開と新スタジアム建設への期待

●ホームグラウンド、県営総合グランド、エデイオンスタジアム広島
●今日までJ1優勝3回の活躍
●地域に根差した経営体制、育成型選手養成、後援会の結実
●広島中央公園に新しいサッカースタジアム建設が決定


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