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2019/5/9

46cm主砲火薬缶や測距儀 「大和」引き揚げ品18点展示

大和ミュージアム


▲大和の引き揚げ品などを展示している企画展

 太平洋戦争で海底に沈んだ戦艦「大和」の引き揚げ品などを紹介する企画展「海底に眠る軍艦―『大和』と『武蔵』―」が呉市宝町の大和ミュージアムで開かれている。

 引き揚げ品として展示しているのは18点。大阪市の深田サルベージ建設が2016年に潜水調査をして引き揚げ、同ミュージアムに寄贈した。

 装薬を収納、保管する直径約50cm、長さ約90cmの46cm主砲火薬缶は、円筒形の原形をとどめた状態で、ふたも合わせて展示。46cmの主砲火薬缶は日本では大和と武蔵にだけ搭載されていたもので、ふたには火薬の種類や種目を記す表示札も確認できる。

 この他、150cmm探照灯の架台の一部や、目標までの距離を計測する測距儀、空中線付き碍子(がいし)なども並べられている。測距儀の内部には反射鏡やプリズムなども残っていた。

 呉市では16年に大和の潜水調査を、ポール・G・アレン財団では15年と17年に戦艦「武蔵」の潜水調査をそれぞれ実施。企画展では、潜水調査映像なども公開。戦闘訓練中の武蔵を撮影した写真なども展示している。

 大和ミュージアム学芸員の杉山聖子さんは「機密に建造された大和には分からないことも多い。大和に搭載されていた実物を見ることが、歴史に近づき、歴史への理解を深めるきっかけになれば」と話している。

 企画展は来年1月26日まで。火曜日休館。入館料は一般800円、高校生500円、小中学生300円。詳細は同ミュージアム電話0823(25)3017。

 (日川)


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