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2019/4/18

東広島ブランド地鶏の開発本格化 

モデル鶏の試食会で意見交換


▲佛蘭西屋で行われたモデル鶏の試食会

 東広島市や地元の生産者たちでつくる東広島ブランド地鶏開発振興協議会が4月9日、2021年の販売を目指し、昨年度から広島大と共同で開発を進めている東広島ブランド地鶏の原型となるモデル鶏の試食会を、西条本町の「佛蘭西屋」で開いた。市内の飲食店関係者と協議会関係者たち約30人が参加し、活発な意見交換を行った。

 試食素材には、広島大の日本鶏資源開発プロジェクト研究センター(都築政起センター長)が作出した「広大赤鶏」に、外来種のロードアイランドレッドを掛け合わせて生まれたひな鶏を、河内町の生産者が約5カ月間平飼いしたものを使用。「佛蘭西屋」の藤原修二総料理長が雌雄や部位によって調理法を工夫して、ささみのスープ、もも肉・むね肉のポワレ、手羽先・手羽元の唐揚げなど5品を準備した。


▲雌雄や部位によって調理法を工夫した料理

 試食会後には意見交換の場が設けられ、飲食店関係者からは「すっきりとした味わいで、歯ごたえもあっておいしい」「焼いた時の香りや鶏自体のうまみは改良の余地があるのでは」などと率直な言葉が聞かれた。

 同大大学院の竹之内惇研究員は「品種改良の努力や飼料・飼育方法の工夫などによって、まだまだ伸びしろはある。さらに開発を進めていきたい」と意気込む。

 藤原総料理長は「東広島を代表する素材の一つとして、名古屋コーチンやみつせ鶏(佐賀県)を超えるくらいのものを作り出してもらえたら」と今後の開発・改良に期待を寄せている。

 これまでに市内の5生産者が、同センターから提供されたひな鶏約300羽を試験的に飼育。協議会は今後、年間3万羽の生産体制を目標に大型生産者や消費先の確保を急ぎながら、産官学で「よりブランド力のある地鶏」を目指し本格的な開発・改良に取り組んでいく。

  (茨木)


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