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2019/2/21

特集 火災予防 3月1日〜3月7日 春季全国火災予防運動

2018年 東広島市消防局管内
前年より火災増加 原因「たき火」「野焼き」増

 東広島市消防局がまとめた2018年の火災発生状況によると、発生件数は136件で前年より37件増加した。たき火や火入れ(野焼き)による枯草火災や林野火災が前年と比べ大幅に増加。同局は、「近くに可燃物がないか確認した上で、少しずつ焼却し、火が完全に消えるまでその場を離れないことを徹底してほしい。空気が乾燥している時や風が強い日には行わないように」と呼び掛けている。(橋本)

 火災種別でみると、野焼きを含むその他の火災が62件(前年比16件増)で最も多く、建物火災が48件(同11件増)、林野火災が15件(同12件増)、車両火災が11件(同2件減)だった。

 約4割を占める建物火災の原因は、こんろが最も多く、電気機器、放火と続いた。屋内の火災予防として、調理中はこんろのある場から離れない▽こんろやストーブの周りに燃えやすいものを置かない▽ストーブで洗濯物を乾かさない▽ストーブの給油は火を消してから行う▽電気機器のたこ足配線をしない▽傷んだ配線を使用しない―などが挙げられる。同局は「火災の原因のほとんどは、人のちょっとした不注意。一人一人が防火意識を高めることが必要」と強調する。

死者は減少

 火災件数が増加した一方で、死者は前年より5人減の1人だった。同局は、死者が減少した理由を、住宅用火災警報器の設置率の向上が挙げられると分析。 「万が一火災が発生しても、早期に発見し避難すれば、最悪の事態は防ぐことができる」と話している。

 昨年は、3月に年間最多の22件の火災が発生した。空気が乾燥しやすい季節。火災が起こらないような環境づくり、住宅用火災警報器の設置・作動確認などをして、火災防止に努めたい。


スプレー缶の廃棄 重要な3つの注意点

換気扇回しても屋内は危険

 札幌市で昨年12月に起きた爆発事故。100本以上の業務用の消臭スプレー缶の廃棄作業のため、 穴を開けガス抜きをした後に、湯沸かし器を作動したことが原因だった。室内に充満したガスに引火し、爆発が起きたという。スプレー缶を廃棄する際に、穴を開けて捨てるのは一般的だと思われているが、近年そのルールが変わってきている。本市での正しい捨て方について、東広島市の生活環境部廃棄物対策課に話を聞いた。(山名)

 スプレー缶の誤った廃棄処理が原因で起こる事故は、東広島市でも発生している。 過去には、スプレー缶の残存ガスが原因で、ごみ収集車が燃える事故も起きている。

 スプレー缶廃棄のため穴を開ける際の事故が目立つため、環境省は2015年、「穴開けはしないのが望ましい」と全国の自治体に通知。それを受けて東広島市でも16年からスプレー缶、カセットボンベの廃棄方法を、「穴を開けずに出す」とルールを変更している。

火気のない屋外でガス抜きキャップ使用

 「必ず使い切った上、各製品本体の説明に従って残存ガスを全て抜き、穴を開けずに廃棄してください」と廃棄物対策課。 その際の注意点は3つ。1つ目は火気のない風通しの良い屋外で、中身を使い切ってからガス抜きを行うこと。換気扇を回しても、屋内での作業は危険。比重の重いガスは下にたまりやすく、換気扇では排出されず、近くの火気や静電気で引火する恐れがあるからだ。中身を出す際 は、ティッシュや新聞紙に吹き付けると、飛散防止にもなる。ティッシュや新聞紙は燃えるごみとして捨てることができる。

 2つ目は製品に装着されている「ガス抜きキャップ」を使用すること。正しくガスが抜けるよう設計されているので、安全に処理ができる。使用方法は製品本体で確認できる他、日本エアゾール協会のホームページにも記載されている。ガス抜きキャップがないカセットボンベは、製品本体を逆さまにして、ボンベの先端の突起部をコンクリートなどの固いところに押し付けると製品内の残存ガスを抜くことができる。

 注意点の3つ目はキャップと本体を分別して廃棄すること。キャップ部分は製品表示を確認し、プラマークがあれば「リサイクルプラ」へ、それ以外は「燃やせない粗大ごみ」に出す。本体は必ず「ビン・缶」の収集日に出すこと。誤って可燃ごみに出したことによる事故も起こっているので、必ず守らなければならない。

 「関わる全ての人の安全につながるので、市民の皆さんにも廃棄方法を守ることに協力してほしい」と同課では呼び掛けている。

point 正しいごみへの出し方

(参考:一般社団法人日本エアゾール協会ホームページ、東広島市家庭ごみの出し方)

作業は火気のない風通しの良い屋外で行う。
近くの火気や静電気で引火することがあり危険。

Step1 缶を空にする

■製品を使い切って、缶を空にする。
■使い切れない場合は、中身を出して缶を空にする。

Step2 缶が空になったか確認する

■缶を振って音を聞いてみる。
■中身が残っていると「シャカシャカ」「チャプチャプ」といった音がする。

Step3 ガス抜きキャップを使ってガスを抜く

■製品に書いてある「ガス抜きキャップの使い方」をよく読む。ガス抜きキャップが無い場合は、ボタンを押してガスを完全に抜く。
■ティッシュや新聞紙などに吹き付けることで、周囲への飛散に配慮する。

Step4 ごみに出す

■キャップ(ふた)や噴射のためのボタンなど、プラスチックを分別する。容易に取り外せない場合は無理して外さない。
■東広島市では、「ビン・缶」類で出す。



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