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2018/9/13

竜巻、その時、どう退避 

9月がピーク 東広島でも発生する可能性あり

 局地的な大雨や台風が多いこれからのシーズンは、竜巻や激しい突風が発生しやすいので注意が必要。広島地方気象台の村上和彦防災気象官に、広島県の竜巻や突風について伺った。(山名恭代)

地形、季節を問わず発生

 竜巻は、台風や寒冷前線、低気圧などに伴って発達した積乱雲によって発生する激しい渦巻きのこと。ろうと状や柱状の雲を伴い、短時間で狭い範囲に集中して、甚大な被害をもたらす。

 広島県では1986年に三次市で竜巻が発生し、約千本の木が倒れるなど、農業関係に1000万円近い被害が出た。他にも2002年には、桧皮の葺き替え工事中の厳島神社の桧皮葦屋根がめくれ上がる 被害があった。「竜巻や突風は地形や季節を問わず、いつでも発生する可能性がある。異変を感じたら早めの避難を心掛けてほしい」と村上さん。

 竜巻や突風が発生する可能性に応じて、気象庁は段階的に情報を発表。

 気象庁のホームページでは、竜巻が発生する可能性が高い領域を確認できる「竜巻発生確度ナウキャスト」や、大雨による土砂災害や浸水害、洪水の発生危険度の高まりを5段階に色分けして示す「危険度分布」などを見ることができる。

 警報・注意報が発表されたときには、これらの情報を活用し避難に役立てたい。


竜巻発生の前兆


※これらの現象が必ず発生するとは限らない

気象庁からの情報に注意 情報収集

 気象庁は、竜巻が発生する可能性を、以下のように段階的に発表する。テレビ、ラジオ、ネット、自治体メールなどで情報収集を。

半日〜1日前 「気象情報」を発表

 「竜巻など激しい突風の恐れ」とあれば 、竜巻の発生に備え準備をする。

数時間前 「雷注意報」を発表

 落雷、ひょうなどと共に「竜巻」とあれば 、外出前には最新の注意報を確認し、竜巻に留意する。

0〜1時間前 「竜巻注意報」を発表

 竜巻が発生しやすい気象状況。発生される地域や注意が必要な時間を予測。空の様子に注意し、積乱雲が近づく兆しを感じたら、直ちに身の安全を確保する。

【竜巻注意報が発表されたら】

 「竜巻発生確度ナウキャスト」で最新情報を確認。竜巻が発生する可能性が高い詳細なエリアを、10分ごとに更新して情報を提供している。


竜巻が間近に迫った時の退避行動

屋 外

・コンクリート製などの頑丈な屋内に駆け込む。

・頑丈な構造物の側にうずくまったり、側溝などに身を伏せる。

・シャッターを閉める。

・物置や車庫、プレハブ(仮設建築物)の中は危険なので退避場所にしない。

・電柱や太い樹木は倒壊することもあるので、近くに退避しない。

屋 内

・家の1階で中心部に近い、窓のない部屋(トイレなど)や地下室に駆け込む。

・窓やカーテンを閉める。

・窓から離れる。大きなガラス窓の下や周囲は大変危険。

・浴槽や丈夫な机の下に入るなどして、両腕で頭と首を守る。


いざというときの行動 日ごろの備え

普段の心構え

・身の回りの避難場所を確認し、家族で共有しておく。

・飛散防止フィルムの貼付など、窓ガラスの破砕防止対策をする。

・加入している保険が竜巻による被害を対象としているかを確認しておく。

・竜巻注意情報など情報入手手段をあらかじめ調べておく。

防災情報入手ツール

 竜巻発生頻度 ナウキャスト(気象庁)

 FM東広島 サイマルラジオ

 土砂災害警戒判定 メッシュ情報(気象庁)



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