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2018/4/19

待機児童、ママの本音 預けられる場所がある=安心

待機児童対策、何にどのくらい税金を?


アンケート概要
【対象】西条町に住む未就学児の保護者
【実施期間】4月2日〜10日
【回答者】45人

 「待機児童になるんじゃないか不安…」。西条町に住んでいる未就学児の保護者の7割がそう答えた(本紙アンケートによる)。東広島市の待機児童は、今年3月1日現在で351人。市も喫緊の課題として取り組んでいるが、当事者の保護者は何を思い、何を望んでいるのか。西条町に住む3人に話を聞いた。(聞き手/日川剛伸)

 ―岡原さんは大阪から転入されてきました。転入した後、保育に関する情報が分かりにくかったと。

 岡原 市からは資料をもらったが、文字ばかりが多くて分かりにくかった。普通のお母さんでも「なるほど」と理解できるような資料を作ってほしい。

 高田 お母さんの口コミ情報が、インターネットで検索できるサイトがあると、もっと保育所を探しやすくなると思う。

 ―待機児童は市街地に集中しており、市街地以外の保育施設では空きがあります。

 岡原 市街地は、利便性が良く子どもを預けやすい。周囲のお母さんたちに聞いても、自宅や勤務地から離れた場所に預けるとなると、渋滞などで子どもを預けたり、迎えにいったりする時間が読めない、と不安を抱いている声が多い。

 ―やはり西条中心部に保育所を作ってほしい、ということですね。保育士不足も待機児童問題が解消しない要因です。

 西条町など、定員より利用者数が下回っているのに待機児童が発生している理由として、3歳までの低年齢児では定員に空きがない一方で、4〜5歳児では定員に空きが生じているような場合や、各学年に定員の空きが生じていても、保育士が不足しているため受け入れができない場合がある。

 茨木 はたから見ていると、先生(保育士)はフル稼働で大変だと思う。

 高田 子どもが3人いる友人は、保育所で働いているけど、家でも職場でも子ども相手で、本当に体力と気力を使うと言っている。それには待遇面が伴わないとね…。

 ―私立の保育士の平均月給は、全産業平均より8万円低いというデータもあります。

 岡原 それでは、続けようと思う人が少なくなるのも仕方ないな。

 茨木 子どもは地域の宝。保育士の待遇改善は絶対必要

 高田 預ける側としても、先生が充実していると子どもにもいい影響があり、安心して預けられる。茨木さん、岡原さんは、ともに仕事をしているけど、 実家は関西でしょ。子どもが病気の時はどうしているの。

 茨木 病児保育を利用しているけど、定員が少なくて、入れないことも。もっと増えればいいと思う。

 高田 企業の中に保育所があるという話を聞くといいな、と思う。看護師の友人は夜勤のときも、院内保育に預けて働いている。

 岡原 企業主導型の保育所があると働きやすい

 高田 そういった施設を整備する企業には、どんどん税金を使ってほしい。私たちにはどんな風に税金が使われているか分かりにくくて。税金の見える化は大切

 ―市には、どのような待機児童対策を望みますか。

 高田 女性が働きやすい環境をつくることが、待 機児童対策につながる。それと保育所に学童保育の施設を併設してほしい。友人が子どもを預けていた保育所では、学童保育も併設されていて、小学校に進んだお兄ちゃんと保育所に預けている下の子どもが一緒の場所にいるので、迎えに行くときに便利だと言っていた。こういった保育所を増やしてもらえると助かる。

 茨木 子どもが病気のとき、近くに預ける祖父母がいない親にとっては、病児保育の充実は欠かせない

 岡原 保育士が増えるような施策と、一時保育の充実をお願いしたい。もうすぐ2人目の子どもを出産するけど、上の子を預ける保育所が見つからなかったら、と思うと不安でいっぱいになる。

 高田 働いていないお母さんにとっても、子どもを預けて一人になる時間が必要。リフレッシュして子育て頑張ろうって思える。気軽に預けられる場所があれば、いろんなことが充実する。


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