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2018/2/8

新市長に高垣氏 

前藤氏振り切り笑顔 東広島市長選


▲約200人の支持者と万歳をする高垣氏=前列左から2人目
(東広島市西条土与丸の選挙事務所で)

 前市長の辞職に伴う東広島市長選は2月4日、投開票され、無所属新人で自民、公明、民進党が推薦する前県副知事の高垣広徳氏(64)が、無所属新人で前東広島市産業部長の前藤英文氏(60)と、無所属新人で会社社長の有田清士氏(29)を振り切り初当選した。高垣氏は尾道市出身。市外出身者では初の市長となった。(特別取材班)

 高垣氏は、副知事などで培ってきた国や県との太いパイプを強調。「仕事も暮らしもナンバーワン。選ばれる都市を目指して」を掲げ、大学や研究機関の知的資源を生かした、新産業や雇用の創出などを公約の柱に据えた。「東広島に新しい風を入れ、新しい時代のまちづくりを担っていく」 と訴えた。

 知名度不足を解消するため、連日3〜9カ所で個人演説会を開催。多くの市民と直接会い、公約を主張。政党や連合広島が推薦する手厚い態勢で、国会議員や県議、多くの市議の後押しを受け、市内全域で支持を広げていった。


▲支持者を前に淡々と敗因を述べる前藤氏(東広島市西条昭和町の選挙事務所で)

 前藤氏は、地元に精通していることを前面に出しながら、広島大周辺の機能強化や新産業の創出などを挙げ、「市職員として3代の市長に仕えた。良いDNAを引き継ぎ、市民目線でまちづくりをしたい」と訴えた。

 地元八本松町の吉川・原地区の住民や元市職員らが中心となった草の根選挙で浸透を図った。蔵田義雄前市長や、一部県議・市議の支援も受けながら街頭演説や個人演説会で、支持の拡大を図ったが一歩及ばなかった。

 有田氏は人口減少社会に即した社会システムを構築すると訴え、手作りの選挙戦を展開したが涙を飲んだ。

 当日有権者数は14万6685人。投票率は35・86%に終わった。自民党系候補同士が争い、今回と同じような構図だった平成18年の選挙(51・08%)と比べ、約15ポイント下回った。

5代目市長に決まった高垣広徳氏の話

 「これからの東広島は、地元の人と外からの人が一致協力しながら日本の東広島=Aあるいは世界の東広島≠ニいってもらえるような、ここで働いてみたい、ここで生活してみたいというまちづくりを目指すべきと考えて訴えてきた。市民の皆さんと対話を重ねる中で、この思いをビジョン化し、新しいまちづくりにまい進していきたい」

善戦及ばず敗れた前藤英文氏の話

 「(立候補表明が遅れたことで)勝負にならないかなと思ったが、ここまで票を獲得することができた。多くの支援者のお陰。もう1週間あれば、もっといい戦いができたかな、と思う。高垣さんには、市民主導という私の思いをくんでいただき、まちづくりに取り組んでほしい。今後、政治の世界にかかわることはないだろう」


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