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2017/12/21

日中の画家が競作展 石の魅力を発信

仙石庭園


▲庭園を望む建物内で行われたギャラリートーク。左から山名征三さん、保科豊巳さん、衛理さん、通訳をしたジャーナリストの肖金徳さん

 東広島市高屋町高屋堀の仙石庭園で12月7日〜10日まで、現代墨芸術家で東京藝術大学副学長の保科豊巳さんと中国水墨画一級画師で書道家の衛理さんとの競作展「日中著名画家双人展」が開かれ、石をテーマにした作品約30点が展示された。

 初日の7日には、園主の山名征三さんを交えてのギャラリートークがあり、来園した約25人が全国の銘石が並ぶ庭園を望む建物内で、墨による芸術や石の魅力についての話に耳を傾けた。

 保科さんは、木、紙、墨などの素材を用いてインスタレーションや絵画制作を行う「ポストもの派」の芸術家として知られる。今回の競作展に当たり、墨と顔彩を用いて、初めて石を描き、石の「深く魅力的な面を発見した」という。石の絵を得意とする画家で、石のコレクターでもある衛理さんは、「おととし仙石庭園を訪れて、印象的で記憶に残った石を描いた」と話し、園内の巨石、奇石などを緻密なタッチで描き上げた作品を紹介した。

 山名さんは「この園を文化の発信地にするため、日中の著名な画家に石の絵を描いてもらった。日本古来の、失ってはいけない文化を後世に残すために、これからもさまざまな企画に取り組んでいきたい」と意気込んでいた。

 (茨木)


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