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2017/12/14

西条の酒造施設群 日本の20世紀遺産20選に選定

日本イコモス国内委員会


▲「日本の20世紀遺産20選」に選ばれた西条の酒造施設群の一部

 「日本の20世紀遺産20選」の一つに東広島市西条の酒造施設群が選ばれた。文化財の保護活動を行うイコモス(世界遺産登録を事前に審査する国際記念物遺跡会議)の国内委員会が12月8日に発表した。


▲赤煙突が林立する雪の西条酒蔵通り(東広島市提供)

 イコモスは、世界文化遺産に登録された20世紀遺産が著名な建築家による建築作品に偏っている状況を受けて、約30カ国の国内委員会に各国の20世紀遺産を20件選定するように求めた。同国内委員会はこれを受け選定。赤れんがの煙突が並び立ち、なまこ壁と白壁からなる蔵の外壁が織りなす景観などを「20世紀に継続発展した伝統産業景観の代表」と位置付けた。土蔵など72件の登録有形文化財も含まれる。

 市役所で開かれた記者会見で蔵田義雄市長は「国内有数なものである証し」と喜び、「景観をどのように保護し継承していくか、関係団体や地域住民と共に力を合わせて進めていきたい。さまざまなPRをしていかないといけないし、守っていくための条例を設定しないといけない時期にきている」と話していた。西条酒造協会の前垣寿男理事長は「これほど酒蔵が軒を連ねている所はどこにもない」と強調し、「これからの蔵のありようを町の風景に配慮しながら考えていかなければならない」と話していた。

 20選の他に、すでに世界文化遺産の原爆ドームの範囲拡大も提案された。

(石田)


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